2017年 日本 125分
監督:西谷弘
出演:上戸彩、 斎藤工、 伊藤歩
不倫物語。 ★★
同名のTVドラマはかなり評判だったらしいのだが、まったく観ていなかった。
ドラマではダブル不倫をしていた二人が辛い別れをしたところで終わっていたらしい。
そしてこの映画は、その二人が再会したところから始まっている。
上戸彩がドロドロ不倫ドラマで悲劇のヒロインを演じる、と言うことだけで観た映画。
私のお気に入り若手女優の系譜は、深田恭子、上戸彩、そして剛力彩芽、なのだ。
(なんとなく3人の目元は似ているような気がするでしょ 笑)
さて、映画。
別れた二人はせっかくそれぞれの新しい生活を始めていたというのに、(やはり)再会してしまう。
紗和(上戸彩)は離婚していたものの、北野(斎藤工)は妻の元へ帰っていた。
だから、ふたたびの悲恋物語となってしまう。北野もすっぱりと離婚していればよかったのに・・・。
湘南を思わせる海辺の街。
二人が蛍を捜しに行く渓流。
この2つの美しい舞台で、物語はあくまでも甘く、切なく進む。
実生活での出産後の初めての映画ということだったが、以前より痩せたように見える上戸彩は、それもあって儚げで、映画の雰囲気によく合っていた。
(以下、完全ネタバレ)
北野の妻・乃り子が離婚に同意してくれた、ということで、最後の手続きに出かけていく北野。
それを見送る紗和。
この障害が取れて幸せに向かおうとしている場面では、もうはっきりと北野に死亡フラグが立っていた(苦笑)。
それに、北野が亡くなった後に、紗和が彼の忘れ形見を宿していたことに気づく、というのも、割とあるパターン。
ということで、TVドラマやこの映画のファンの方には申し訳ないのだが、私の映画自体に対する評価は低めだった。
しかし、始めにも書いたように上戸彩を観るのが目的だったから、後悔はなし(笑)。