監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジェイソン・ステイサム、 リー・ビンビン
巨大サメとの戦い。 ★★★
舞台は、中国大陸の200キロ沖に浮かぶ最新設備の海洋研究施設。
深い海底にはさらに深海があり、そこには絶滅したとされていた巨大サメが生息していた、というお話。
サメ映画といえばその代表は言わずもがなの「ジョーズ」だが、この映画は大予算をつぎ込んで作られているとのこと。
その超巨大サメ、メガロドンは体長25メートルに及び、なんと鯨も食べてしまうほど。
そのメガロドンに調査深海底は襲われ、その救出作戦はハラハラ。
さらにメガロドンは深海から泳ぎだしてきてしまう。うへえ、どうするんだ?
危機一髪の時に、最後のお助け人として呼ばれるのがジョナス(ジェイソン・ステイサム)。
ご多分に漏れず辛い過去もあったりして、もうそんなの嫌なんだよなあ、と言いながらも、結局は男気を見せる。
危険なことは全部自分で引きうけてしまう。
さすがにステイサムだ。
深海からの救出作業もハラハラ。
海上でのメガロドンとの死闘もハラハラ。
やっとやっつけたぜ、さあ、記念写真でも撮るか。・・・と思っていたら・・・。
監督は、「ラストベガス」で熟練名優4人を競演させたジョン・タートルトーブ。
この手のアクションものも撮るのだなあ。
最近の傾向か、中国マネーの出資の加減か、中国にかたよった出演陣だった。
しかもヒロインのリー・ビンビンは、尖閣諸島問題で日本を非難している女優のようだ。
それに物語では、ジョナスの元妻は日本の捕鯨活動の反対勢力の一員だったという設定。
おいおい。
映画を観る上で政治的なことはあまり考えずにいきたいと思ってはいるのだが・・・。
ま、それはそれとして。
時間つぶしにと思って観たのだが、意外に面白く、固唾を飲んで観てしまった。
ジェイソン・ステイサムが、途中からブルース・ウィリスと見分けが付かなくなってきた。
世界一不運なオヤジ? あれ?(苦笑)。