あきりんの映画生活

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「イコライザー」 (2014年)

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2014年 アメリカ 132分
監督:アントワーヌ・フークア
主演:デンザル・ワシントン、 マートン・ソーカス、 クロエ・グレース・モレッツ

アメリカ版必殺仕事人。 ★★☆

ホームセンターで仲間と明るく働いているマッコール(デンゼル・ワシントン)が主人公。
夜は行きつけのカフェで静かに小説を読む日々。
とても善人風なマッコールだが、映画情報として元CIAの腕利きであることは、観ている者はみんな知っている。
ここぞという時にマッコールは見せてくれるに違いない。みんな、それを期待して映画を観ている(笑)。

マッコールがその深夜カフェで知り合うのが少女娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)。
彼女はロシアン・マフィアに働かされており、過酷な運命。ぼこぼこに殴られて入院したりもする。
こりゃ、助けてあげなけりゃ。
ということで元締めのところへ出かけるマッコール。さあ、いよいよだぞ。

9800ドルでテリーを自由にしてくれと頼むマッコール。
ふん、と鼻でせせら笑って馬鹿にするマフィアの悪党たち。
それなら、とストップ・ウォッチを作動させてからのマッコールの強さが半端ではない。
そのへんにあるものを武器に代用して19秒で3人の悪党を、文字通りに秒殺してしまう。
う~ん、鮮やか。これを観たかったんだよなあ。
チャンスはやったのに、と、皆殺しをした後で訓戒を垂れるマッコール。笑えてくるほど強いねえ。

この後も、マフィア本部から送り込まれてきた殺し屋との死闘が続く。
クライマックスは、マッコールの仕事場であるホームセンターでの戦い。
ここでも特別な武器は使わずに、職場に置いてある工具などを使って相手をしとめていく。
顔色ひとつ変えずに、かなり残虐に殺していく。強いねえ。

クロエ・モレッツがお年頃のせいか、かなり重量感のある体つきになっていたのにはちょっと驚いた。
肩幅ひろいよ(苦笑)。

偶然知り合った弱いものを助けるために頑張ってしまう、という設定は、先日観たジェイソン・ステイサムの「SAFEセイフ」と似ている。
しかし、映画の雰囲気はまったく違った。
人間くさいステイサムに比べて、こちらのデンゼルは完全にスマート。危なげなし。

驚いたことに、最後にはわざわざモスクワまで出かけていってマフィアの根っこを全滅させる。
始めた以上は、仕事は完璧にやり遂げるというわけだ。
まあ、そうしておかないと思わぬ復讐をされるかも知れないものね。
さすがに元CIAだ。考え方が一般人とは違う(苦笑)。

大変にストレス発散の痛快作でした。
さて、公開中の「イコライザー2」。どんな具合になっているのだろ?