1997年 アメリカ 98分
監督:トム・シャドヤック
出演:ジム・キャリー、 モーラ・ティアニー
父子愛を描いたコメディ。 ★★
有能な弁護士のフレッチャー(ジム・キャリー)だがは、朝から晩まで口から出任せの嘘ばかり。別れた妻の元にいる息子は可愛くて仕方がないのだが、仕事の忙しさでついつい嘘をついてしまう。
父を慕う息子が、1日だけ嘘がつけなくなりますように、と祈り、これが本当になってしまう、というところから始まるドタバタ劇。
フレッチャーは裁判の弁護でも嘘がつけなくなり、窮地に立たされる。
ジム・キャリーが、あの「マスク」を思わせる百面相を駆使して、芸達者なところを見せる。
彼のハイ・テンションぶりについていけるかどうかで、この映画の楽しめ方が違ってくる。
私はジム・キャリーが嫌いではないし、すごい才能の役者だと思うのだが、やはり、どちらかといえば苦手。
「エターナル・サンシャイン」での彼は全く違った一面を見せていたが。
ボストンへ旅立とうとする息子と元・妻をひきとめるために、飛行場でのタラップ・カーを使ってのシーンは、さすがにやりすぎ。ちょっと羽目を外しすぎた。
しかし、全体的には非常に真面目に作られたコメディである。
映画自体は決して悪くありません。