1995年 アメリカ 103分
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:サンドラ・ブロック、 ビル・ブルマン
ほのぼのとしたラブ・コメディもの。 ★★★
密かに片思いをしていた男性が駅のホームから落ちて意識不明になってしまう。
それを助けたルーシー(サンドラ・ブロック)は、周囲が彼の婚約者だと勘違いをしたために、否応なく嘘を突き続けることになる。
彼の弟(ビル・ブルマン)だけがそれを疑ってくるのだが、いつしかルーシーが好きなのはその弟に変わってくる。
一時のメグ・ライアンがやっていたような軽いラブ・コメディ。
ストーリーはこうなるんだろうな、という予定調和的で、登場人物も全員が善人なので気持ちがよい。
ルーシーを息子の婚約者だと勘違いした家族は、彼女を無条件に歓迎してくれる。
その善意がわかるだけに、ルーシーも勘違いを説明できずにとまどう。
そんな善意どうしのくいちがいの面白さは、心地よくてほのぼのとしてくる。
さっぱりとした感じのサンドラ・ブロックも嫌みがなく、好演。
なにも知らずに意識不明だった当事者の兄は、ラストで意識がもどる。
その兄が、いつ弟を好きになったんだい?と尋ねて、あなたが寝てる間によ、というルーシーの答えが洒落ていた。
幸せな気分になりたいときに。