あきりんの映画生活

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チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

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2009年 インド 155分
監督:ニキル・アドバーニ
出演:アクシャイ・クマール、 ディビカー・バードゥコーン

中国舞台の、例の調子のインド映画。 ★☆

インド映画といえば、あの「踊るマハラジャ」で衝撃を受けたのだった。
カメラ目線で主人公が見得を切るおかしさ、唐突に始まる圧倒的なパワ-の歌と踊り、連続するあり得ない派手なアクション、などなど。
あまりのあっけらかんとした馬鹿馬鹿しさに、すっかりインド映画に魅せられたのだった。

さて、この映画、物語としては、英雄の再来と勘違いされたダメ男が中国に出向き村人を悪者から救う、という、まあ、どうでもよいようなストーリー。
アクションは完全にカンフー映画なのだが、そこはインド映画、お約束の歌と踊りが入る。
ただ、これまで観てきたインド映画の踊りのパワーに比べると、どうも華やかさがいまひとつ。

それにお馬鹿映画なのだが、どうも面白くない。
ギャグがすべっている。
実はこのインド映画はハリウッド資本で作られたらしい。
そのためか、悪い意味で洗練されてしまった。で、面白くない。

王道のインド映画は大真面目にお馬鹿をする。そこが面白い。
しかし、この映画はギャグをしようとしてお馬鹿をしている。
変にハリウッド風になった分だけつまらなくなってしまった。

双子の姉妹ヒロインを演じるディビカー(一人二役)という人はスーパー・モデルとのこと。
この彼女が、なんというか、常識をはるかに越える美形。

彼女の美しさを観ただけの価値の映画だった。
あまりにヒロインが美しかったので☆をおまけ。