2019年 インド 151分
監督:スンダル・C
出演:ビシャール、 タマンナー
ど派手スパイ・アクション。 ★★★
タイトルはずばり「アクション」。なんというタイトルだ・・・(苦笑)。
もっと他につけようはなかったんかい、と思わずツッコみたくなるが、まあ、いいか。
インド映画のアクションものはとにかく派手で、観ていて楽しいこと間違いなし。
今作にインド映画お約束の美女は3人が登場してくる。
1人目は、インド陸軍大佐のスバッシュ(ビシャール)の婚約者。きれいだよ。
しかし、政党の大会で党首の命を狙った爆破テロ事件が起こり、主人公の婚約者は死んでしまう。ありゃ。
あんな美人なのに、1人目は物語早々に退場していく。まだまだよ。
さらに次期州首相である兄までも殺されてしまう。
おのれ、絶対に犯人を突き止めてみせるぞ。
監視カメラの映像からプロの女殺し屋カイラを突き止めたスバッシュはロンドンへ。
ハッカーの力を借りてカイラを追い詰めたスバッシュは、さらに裏に潜んだ悪を追ってイスタンブール、そしてパキスタンへ。
すごいよ、世界を縦横に跳びまわって物語が展開される。
ということで、2人目の美女は敵役の女殺し屋。
映画の前半からちらちらと妖しい美貌を見せていたのだが、中盤からは堂々の登場。
おや、今回は敵役がヒロインなの?
そういう場合は、最後にはその敵が寝返って主人公の味方になることが通例だが、この美女はどうみても真からの悪女だよなあ。まだまだよ。
そして3人目が真打ちのヒロインであるタマンナー。
実は冒頭ですでに主人公と一緒にすごいアクションを見せてくれていた。
ここまでの回想場面が終わって、ついに後半になって登場。
おお、さすがの美女っぷりだ。
それもそのはず、タマンナーはあの「バーフバリ」でのヒロインだった人。
こんなアクションもやってのけるんだ。幅が広いな。すごいな。
突然歌い踊りはじめるのはマサラムービーの特権。
どうして、この場面で?なんて、まったく気にしない。
歌いたいから、踊りたいから、それが楽しいから。ただそれだけ。
いいよ、インド映画はこうでなくちゃ。
それにスパイアクションものらしい大作戦もちゃんとある。
あの「ミッションインポッシブル」に負けじと、なかなかに本格的に頑張っている。
おまけにインド映画らしいベタなコメディ部分もある。いいねえ。
ということで、アクションにサスペンス、おまけに3人も美女を楽しむことができます。
2時間半を飽きることはありません。お得な映画です。