2019年 アメリカ 115分
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:クリス・ヘムズワース、 テッサ・トンプソン、 エマ・トンプソン、 リーアム・ニーソン
シリーズもののスピン・オフ作品。 ★★☆
かつてウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビで作られていた「MIB」。
二人の掛け合いも楽しい奇想天外なSF映画だった。
それから22年。まったく違う顔合わせでの作品。どうなっている?
「MIB」といえば、地球にやってきている悪宇宙人をやっつける映画。
宇宙人相手だから通常の武器では通用しない。
宇宙人用の特殊武器のオン・パレード。それも楽しい。
さて今回の舞台はロンドン。
幼い頃からの夢が叶ってやっとMIBの一員になったエージェントM(テッサ・トンプソン)。
彼女は、お調子者エージェントH(クリス・ヘムズワース)とともに、何だか判らんけれども危機に直面しているらしいロンドン支部で活躍する。
このシリーズの長所としては、見終わった後にはほとんど何も残らないことだった。
ああ、面白かった、ですべて済ませられる。それが長所(汗)。
だから以前がどうだったのか比べられないのだが、おそらく使用武器は格段にビジュアル的に進歩しているのだろう。
お気楽にハイテク武器での戦闘シーンも楽しめる。
出演者二人も「マイティ・ソー」のコンビで、そうなのだ、ソーとヴァルキリーの組み合わせ。
それに嬉しいことにリーアム・ニーソンが出ている。
圧倒的に不利になった戦いの最中に、エージェントMの幼かった頃の記憶が活かされていたのは好かった。
おお、まるで「ET」ではないか(ちょっと違うか・・・)。
例によって何も残るものはありませんが、気分転換にはもってこいの映画でした。