「ウェルカム・トゥ・ジャングル」2018年 アメリカ
「ネクスト/ステージ」2019年 アメリカ
監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン、 ジャック・ブラック
アドベンチャーもの。 ★★☆
1995年に作られたオリジナルの「ジュマンジ」は、ボードゲームの世界に入りこむ物語だった。
(続編の「ザスーラ」というのもあった。どちらも面白かった)
今作では当世風に入りこむゲームはテレビ・ゲーム。
さあ、どんな世界に行ってしまうのだ?
落ちこぼれ高校生の4人が「ジュマンジ」というソフトが入った古いビデオゲーム機を見つける。
プレイするキャラクターを選んだ途端に4人はゲームの世界へ入りこんでしまう。
しかもそれぞれのキャラクターの体となって。
あら、私は男になっているわ。なんで俺は女の子になっているんだ。
この映画の面白さは、自分とは違うキャラクターになってしまい、それに戸惑いながら冒険をしていくというところ。
軟弱少年は、なんと筋肉マッチョもりもりのドウェイン・ジョンソンだぜい。
彼らがおこなうのはジャングルの中でのアドベンチャー・ゲーム。
ミッションをクリアしないと次のステージには進めないし、ゲームを終えないと元の世界には帰れない。
ジャングルを抜け、渓谷を行き、荒野を越えるぞ。
最後にミッションをクリアして「ジュマンジ!」と叫んで、無事にゲームの世界から4人は戻ってきた。
というのが「ウェルカム・トゥ・ジャングル」。
そしてその2年後の大学生になった4人が主役の続編が「ネクスト・ステージ」。
へたれの主人公の一人が、ゲームの世界では筋肉マッチョに変身して活躍したことが忘れられない。
で、壊したゲーム機を直して、またゲームの世界へ入りこんでしまう。アホやなあ。
彼を助けに来てくれた3人の仲間、それに今回はお爺ちゃんも友達と一緒に来てしまう。
そしてそのお爺ちゃんが変身したのがなんと・・・。
今回のゲームでは各プレイヤーにはライフが3回ずつ与えられている。
そして死ぬと、空から落ちて来て復活する。これをうまく活かした死に方(!)もあった。
しかし、3回死ぬともうゲームの世界からは戻れなくなってしまうのだよ。
第1作の「ジュマンジ」からは20年以上が経って作られただけあって、この2本の新ジュマンジの映像技術は格段の進歩。
全体にど派手になっている。
それになんといってもドウェイン・ジョンソンが好い仕事をしていた。
家族そろってわいわいと騒ぎながら楽しめる作品でした(映画館では騒いではいけません、念のため)。