あきりんの映画生活

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「プレーム兄貴、王になる」 (2015年)

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インド 2015年 164分
監督:スーラジ・パルジャーティヤ
出演:サルマーン・カーン、 ソーナム・カプール

典型的マサラ・ムービー。 ★★★

 

歌あり、踊りあり、妬みの事件あり、ユーモアあり。
そしてお約束の美男美女の恋物語あり。
インド映画ならではの愉しみ要素てんこ盛りの2時間半あまり。

 

市井の人がひょんなことから王様や総理大臣の身代わりになるという設定は時々みかける。
この映画も王位継承を目前にした皇太子(サルマーン・カーン)が、弟の陰謀で重傷となってしまう。
忠義の宰相は町芝居役者のプレーム(サルマーン・カーンの二役)が皇太子にうり二つであることに気づき、身代わりに仕立てる。

 

こういった身代わり者の場合、だいたいは本物よりも身代わりの方が人間性がよい。
周りの者もどんどんと感化されていく。
少なからず驕りのあった本物の王子には、みな権力に仕えるという感じだったのだが、身代わりのプレームには心からの忠誠を誓うようになっていく。

 

そしてこの映画の一番の見どころは、王子の婚約者マイティリー王女(ソーナム・カプール)がプレームを愛するようになっていくこと。
実は、彼女は本物の王子の尊大さにすっかり心を閉ざしていたのだ。
しかし、自然体のプレームは次第に王女の心を捉えていくのだ。

 

なんだか王子様は以前とは別の人のようですわ。王女はもうすっかり恋の虜。
二人で甘い歌を歌い、楽しく踊る。
おお、こんな事になってしまって、この先どうするのだ? 身代わりなんだぜ。本物の王子じゃないんだぜ。

 

サルマーン・カーンは先日観た「バシュランギおじさんと・・・」の人。
今回も、正直、善人、癒し人、といった感じでいいなあ。
ヒロインのソーナム・カプールは、やはり超絶美人。
2009年の映画「デリー6」でもきれいだった(マサッカリー~と歌いながら少し滑稽なハトの踊りをしていた)。
観る予定にしているこの後の映画「サンジュ」にも出ているとのこと。楽しみ。

 

恋物語と平行して描かれるのは、兄弟妹の憎しみの争い。
先代の王が愛人に生ませた弟や二人の妹たちは王子の兄を憎み、殺そうとまでしたり、絶縁状態になろうとしていた。
しかしプレームは直球ど真ん中の優しさと真面目さで彼らの気持ちを変えてしまう。
お約束の展開だけれど、観ていて嬉しくなる。

 

やがて大円団。
王子の意識が戻り、王の即位式がおこなわれ、そして身代わりはその役を終える・・・。
一途な王女の恋は、そしてプレームの身分違いの恋は、どうなる?

 

華やかな衣装、きらびやかな調度品に飾られた宮殿。
そしていたるところで始まる美男美女を中心にした群舞の数々、歌の数々。
インド映画の王道とも言うべき楽しさが、これでもかと詰まっている映画でした。