あきりんの映画生活

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「コードネーム:バンシー」 (2022年) 両手伸々拳銃同時撃ち

2022年 93分 アメリカ 
監督:ジョン・キーズ
出演:ジェイミー・キング、 アントニオ・バンデラス、 トミー・フラナガン

女性アクションもの。 ★★☆

 

冒頭、デライラ(彼女のコードネームがバンシーなのだ ジェイミー・キング)が暗殺指令を実行するためにビルに侵入する。
彼女はサプレッサーを付けた銃を両手に持ち、ハッカーの協力の下にエレベーターの動きを計算して、敵を倒していく。

断髪で始めから終わりまでにこりともしないヒロイン。
まったく知らない人だったが、アクションもののヒロインとしての雰囲気はよかった。

 

特に格好好かったのは・・・。
止まってドアが開いたエレベーターの両側には何人もの敵が潜んでいた。どうする?
次の瞬間、デライラは仰向けに寝そべった姿勢でエレベーターから滑り出て、両手拳銃で両側の敵を乱射して倒してしまったのだ。
おお、やるじゃないの。

 

このようにこの映画、とにかく銃撃戦だらけ。最初から最後まで銃撃戦である。
物語は、元CIAの暗殺者デライラが、5年前にスパイ容疑をかけられて死んだ父の真実を突き止めようとするもの。

彼女は父と同じ容疑でCIAから追われているケイレブ(アントニオ・バンデラス)を捜しあてる。
一方で、CIAに雇われたアンソニートミー・フラナガン)も、傭兵たちを率いてケイレブを追っていた。

 

ケイレブの家にアンソニーとその部下の傭兵たちが襲ってくる。
その闘いの中で、娘を守ろうとしてケイレブは駆けつけたデライラに娘を託して死んでいく。
ポスターでは、3人に「最強」「最悪」「最凶」と肩書きを付けているが、まず「最悪」が死んだわけだ。

 

いざというときのためにケイレブは娘に銃撃戦の訓練をおこなっていた。
ということで、ここからは家に立てこもったデライアと娘が、ひたすら傭兵軍と闘っていく。
さあ、「最強」と「最凶」のどちらが生き残る?

 

有り体に言って、話しの筋立てはとってつけたようなもの。銃撃戦を見せるためのものでしかない。
物語に期待はしないこと。
しかし、銃撃戦は容赦なく、最後までくり広げてくれた。

 

笑顔をまったく見せなかったヒロインが、敵を倒しつくした最後にケイレブの娘に言う、「さあ、肉でも食いに行くか」。
おお、男気を見せてくれるヒロインだねえ。