あきりんの映画生活

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「パディントン2」 (2017年) 俳優を信じちゃいけないよ

2017年 104分 イギリス 
監督:ポール・キング
出演:ヒュー・グラント

実写映画化第2弾。 ★★★

 

さて名作の誉れ高い「2」の方はどうかな?と鑑賞。
今回は、パディントンがおばさんの100歳誕生日にプレゼントしてあげたいと思った跳び出す絵本を巡る騒動。
(この絵本がロンドンの名所案内の内容になっていて、広げたページの絵がロケに繋がっていくという、上手いやり方だった。)

 

そしてこの絵本にはお宝の在りかが隠されており、それを知った悪党ブキャナン(ヒュー・グラント)が盗み出してしまう。
逃げるブキャナン、追うパディントン。おお、手に汗握るぞ(笑)。
しかし、追いかけっこの末に、犯人にされてしまったのはパディントンの方だった。
で、なんとパディントンは刑務所に入ることに・・・。

 

パディントンの無辜な人柄(熊柄?)がいろいろな人との繋がりを広げていく様が気持ちよい。
前作でのブラウン一家とのように、刑務所の中でもパディントンは人々と繋がっていく。
特に、強面なのだが、実は料理が下手な料理長とのやりとりはほのぼのとしてきて好かった。
(でも、マーマレードって、そんなに最強か?)

 

「1」での悪役はニコール・キッドマンだったが、今作はヒュー様。
かつては売れっ子だったのに今は落ちぶれてしまった役者で、ただ一つ残っているCM出演にすがりついている、という役柄。
お金ほしさに跳び出す絵本を盗んで、ロンドン中の名所を巡ってお宝の在りかを探ろうとする。

 

ヒュー・グラントってどこかとぼけた味わいがあって、そこが小悪党感とよく合っていた。
イヒヒと笑うような感じで悪さをするのだが、そこも愛敬があって憎みきれないのだ。
いろいろな映画で披露しているお得意の腰振りダンスをもっと見せて欲しかったなあ。

 

さて。この映画、脚本も好い。
前半で何気なく見せていたブラウン一家の日常、たとえばママさんの水泳特訓や息子のSLオタクぶりなどが、後半で見事に伏線回収されていく。
それらが冒険場面で活かされていくのだ。これはかなりやられたね。
それにしても、パディントンの”にらみ目”は傑作だった。

 

結局は捕まってしまったヒュー様だったが、刑務所の中でも結構楽しそうにやっていた。
かつては売れっ子で今は落ちぶれた役者、という役柄は、そうだ、「ラブソングができるまで」あたりとよく似ている。
ヒュー様はこういう哀愁をまとったコミカルな役が似合うのだな。

(俳優を信じちゃ行けないよ、はパディントンの叔母さんの教え)

 

「1」に較べると、人情ドラマ的な部分を少なくしてアドベンチャー要素を加わえていた。
たしかにこちらの方が何倍か面白くて楽しめた。

 

ラストはおそらくこう来るのだろうと思っていた展開だったが、好い感じだった。
「3」は作らないのだろうか? 悪役は誰にする?