
2023年 100分 マレーシア
監督:クロール・アズリー
対爆破テロのアクションもの。 ★★☆
初めて観るマレーシア映画。どんなだろ?
実は昨年マレーシアの首都、クアラルンプールに3泊4日の旅行をしたのだ。高温多湿だったがとても楽しい思い出となった。
で、そこを舞台にしているということで鑑賞決定!
オープニングは輸送列車からの武器や爆破物の強奪。
訓練を積んだテロリスト一味が貨車を切り離して作戦を成功させ、残りの列車はそのまま駅へ走って行き大爆発を起こす。
どこかで観たような気がしないでもない展開なのだが、それでもマレーシア映画、やるじゃないかというレベルである。
こうして始まるマレーシアの首都クアラルンプールでの爆破テロ事件。
副題は「首都爆破テロを阻止せよ」。そのまんまだな。
主人公はテロ対策本部チームに所属する女性リーダーのアニスと、無鉄砲につっぱしてしまうサブ・リーダーのカリード。
二人がいがみ合いながら事件に対応するのだが、その人間性もよく描かれていた。
テロ組織には警察に恨みを抱くランとジョー兄弟、それに冷酷非情な美女の組織員もいる。
敵もよく描けている。
沈着冷静な兄のランもいいのだが、印象的だったのは事あるごとに舌なめずりをする狂犬のような弟のジョー。
何するか判らない人間性なので、こんな奴がいたら怖いよなあ。
それにしても自分勝手なカリ-トよ、お前のせいでどれだけ犠牲が増えたと思うんだ?
ま、彼が直感を信じて闇雲に行動する理由も、ちょっとお涙ちょうだい風に説明はされていたのだけれどね。
敵アジトへの突入(ここでもカリートが暴走するのだよ)、そして市内に走り始める爆発物を積んだ3台のバン。
警察内部には内通者がおり、カリードの妻子は敵に捕らえられて爆弾を身体に取り付けられて、と展開は次々。
あと2分で爆破してしまうぞ。
100分のほどよい長さでさくっと見せてくれる。
邦題がなんともB級っぽかったのだが(原題を直訳すると、「クアラルンプールでのテロ戦争」といったところらしい。こちらもB級っぽいか・・・)、なかなかどうして。
しっかりと作られたアクションものだった。
(以下、最後のネタバレ)
エンドロールの途中に映像が入る。
警察内部にいたテロ組織の一員とは、こいつだったのか・・・。
ランは逃亡に成功し、護送していた隊長は殺される。そして次の指令がテロ組織に下されるようだった。
もう続編ありまくりのエンディング。
シリーズものとしてマレーシアでは人気となっているのではないかな?