あきりんの映画生活

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「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」 (2011年)

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2011年 アメリカ 128分
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、 ジュード・ロウ、 ノオミ・ラパス、 レイチェル・マクアダムス

アクション・ホームズの第2弾。 ★★★

推理ものと言うよりも、前作よりもさらにアクションものになってしまっている。
いわゆるホームズものとして観ると当てがはずれるが、まったく別物の”アクション探偵の物語”としてみれば、満足のできる出来ばえ。

今作ではついに宿敵、モリアーティ教授が登場する。
彼は悪の天才という前触れなのだが、実際に企んでいることは単なるお金儲け。ちょっと器が小さくないかい?(苦笑)
それに、包帯を売るために戦争を起こさせるって、どうよ?

女嫌いだったホームズがただ一人心を惹かれた女性とされるアイリーン(レイチェル・マクアダムス)は、前作でははっきりとヒロインだった。
ところが、驚いたことに本作では開始早々に退場してしまう。ありゃあ!
代わりに登場するのがジプシーのシム。
彼女、どこかで見た顔だと思っていたら、ああ、「ドラゴン・タトゥの女」のリスベット役、ノオミ・ラパスではないか。今回も野生の女だねえ。

ダウニーJrとジュード・ロウのコンビ具合はとても好い感じ。
ダウニー・ホームズは、部屋のなかをジャングル仕様にしたり、妙な薬を作ったりと、前作以上に変人となっている。
あれではワトソンがいなくてはまともな社会生活は送れないだろうねえ。

事件の犯人ははじめから判っているのだから、謎解きの部分はほとんどない。
で、今回もスローモーションのシュミレーション付きのアクションが満載。
なんと、モリアーティ教授まで武闘派悪人だった(笑)。

(以下、ネタバレ)

小説と同じように、ホームズとモリアーティ教授は一緒に滝壺へ落ちていく。
そこで最後、ワトソンは書き上げたホームズの冒険譚に「End」とタイプする。
・・・のだが、そこへお茶目な***があらわれて、一文字「?」を付け加え「End?」にしてしまう。嬉しくなる小技だった。

となると、次回作で対決するのは、いったい誰?
小説には「ルパン対ホームズ」という魅力的なものもあるのだが、果たして?