あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。1800本余りの映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。

「スープ・オペラ」 (2010年)

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2010年 日本 119分
監督:瀧本智行
出演:坂井真紀、 藤竜也、 西島隆弘、 加賀まりこ

ほんわかドラマ。 ★★☆

基本的には、なにも事件は起きないドラマ。
ゆるやかな日常生活の中で起きる出来事に、心優しい登場人物たちがそれぞれに対応していくドラマ。
のんびり、ほのぼの、少し切ない。

両親を早くに亡くしたルイ(坂井真紀)は、母親代わりの叔母のトバちゃん(加賀まりこ)と古い家に住んでいた。
しかし、還暦を迎えようというトバちゃんはある日、僻地医療に従事する年下の恋人と一緒に北海道へ行ってしまう。
ルイがひとり残された広い家に、初老の自称画家トニー(藤竜也)と、出版社バイトの青年・康介(西島隆弘)が転がり込んでくる。

草食系男子と草食系女子なので、どろどろした男女関係なんて全くなし。
いろいろなものから出汁を取ったスープのように、すべてはコトコトとまろやかな風味となっている。
メルヘン風味を狙っているところも多々あるのだが、それはあまり成功していなかったように思う。

坂井真紀が、贔屓である中谷美紀にちょっと似ていて、あれ、と思った(途中まで中谷美紀だと思いこんでいた 苦笑)。
それになんと言っても、藤竜也加賀まりこのベテランがすばらしい。味がある。

日本映画も悪くないと、あらためて思ってしまった。
やはり日本人の感性には、こういったとらえどころのない情感の漂う映画が合う。
これは洋画にはないものだなあ。

不満を少し。
図書館の館長さん、それにおかまっぽい大学教授。このふたりのキャラは気持ち悪かった。
コメディ風味を出したかったのだろうが、悪趣味としか思えない。

それに、最後の寂れた遊園地の夢場面、あれは余分だった。
あんなものが入ってきたために折角の自然な感じが無理矢理とってつけたようなものになってしまった。
あれのために☆減点。