2003年 アメリカ 106分
監督:マックG
出演:キャメロン・ディアス、 ドリュー・バリモア、 ルーシー・リュー、 デミ・ムーア
健全お色気アクションもの第2弾。 ★★☆
美女3人のお気楽アクション映画の続編。
例によって3人のエンジェル、ナタリー(キャメロン・ディアス)、ディラン(ドリュー・バリモア)、アレックス(ルーシー・リュー)に新たな指令が下る。
それは、テロリスト集団に拉致された要人をモンゴル奥地のアジトから救出せよ、というもの。
そこでいつものように得意の変装でアジトに潜入し、華麗な(?)武術を駆使して任務を遂行する。
証人保護プログラムで匿う重要証人リスト。そして、そのリストにアクセスするための指輪など、それなりの物語はある。
それにディランの元彼なんかも絡んでくる。
と書いたが、まあ、ストーリーなんてどっちでもいい映画(汗)。
無駄なコスプレいっぱい、まったく強そうに見えないアクションもいっぱい。
それがこのシリーズの持ち味。
お馬鹿な3人のちょっと間の抜けたアクションを何も考えずに楽しむ、それが正しい鑑賞方法なのだよ。
前作もそうだが、彼女たちのアクションは銃をはじめとした武器を使わない。必ず肉弾戦なのだ。
もちろん彼女たちの(格好いい?)アクションを充分に見せるためであるのだが、この殺伐としたご時世に一切血を見せないというところが好い。
愉快だったのはアレックスのパパが娘の仕事を勘違いする件。
アレックスは仕事の内容を真面目に説明しているのだが、それはまるでポルノ女優のように思えるものになっているのだ。
娘にはっきりとは問いただせないで焦りまくるパパが可愛いかった。
余談。
17歳ぐらいのシャイア・ラブーフが出ている。
それに教会のシスター役でキャリー・フィッシャーも出ていた。こちらはスターウォーズのレイア姫で人気者になった後だった。
クライマックスでは伝説のエンジェル(デミ・ムーア)が悪役だったことが判り、3人と対決する。
憎々しげなデミ・ムーア、本当に悪人風だった。よくこの役を引き受けたなあ。
お気楽映画として楽しめばよいのだが、正直なところ、前作よりはテンションは下がっていたかな。
ゴールデンラズベリー賞で最低続編賞を受けています(苦笑)。