あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「ラストコンサート」 (1976年)

イメージ 1

1976年 イタリア 94分
監督:ルイジ・コッツィ
出演:リチャード・ジョンソン、 パメラ・ビロレッジ

正当派悲恋物語。 ★★☆

30数年前のこの映画は、なんでもあの「カサンドラクロス」との併映だったとのこと。
公開されるまでは、レコードで言えば誰も知らないB面曲といったところだったらしい。
ところがパニック映画を見に来た人たちが、こちらの映画で涙を流しながら映画館を後にした、ということで有名になったらしい。

自分の才能に絶望した中年のピアノ演奏家が、旅先で17歳の少女と知り合う。
憎まれ口をたたき合いながらも次第に弾かれあっていくのだが、実は白血病に冒されている彼女の余命は3ヶ月だったのだ。

イタリア映画だが、フランスが舞台で、言葉は英語、日本も制作に加わっているという多国籍映画。
内容は絵に描いたような悲恋物語
アメリカ映画では「ある愛の詩」が当時の代表作だったが、こちらもそれに負けない悲恋である。
モンサンミッシェルやパリの風景はどこまでも美しく、流れる音楽は甘く悲しい。

口数の少ない中年のおじさんはロング・コートが渋い。
薄幸のヒロインは明るく健気。そこがまたいじらしい。
タイトル通りの、彼女にとってのラストコンサートの場面では、不覚にも、思わず涙。

ベタと言えばそれまでなのだが(あの頃はみんなこうだったのかなあ・・・?)、ちゃんと魅せてくれる。
耳に残る音楽は、ちょっとフランシス・レイを思わせます。