2013年 アメリカ 103分
監督:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー・ジョンソン、 クロエ・グレース・モレッツ、 ジム・キャリー
アメコミ原作ものの続編。 ★★★
前作「キック・アス」の私の評価は★★という低いものだった。
それというのも、11歳の女の子にあんなことをさせるなんて、という杓子定規的な見方をしてしまったせい。
他の方々からは、面白かったのに~、と言われてしまった。
(でも、あの映画は当然のことながらR15だったのですよ。ヒロインは11歳。おかしくね?)
さて、あれから年月が経って、あのいたいけな女の子はどうなった?
と、ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)は成長して高校生になっていた。可愛い。
これなら許してしまえる(笑)。
一方の、かってのヘタレ・ヒーローのキック・アス(アーロン・テイラー・ジョンソン)も、今回はたくましくなってくる。あれ?
前作の売りは、”軟弱ヒーロー” と ”無邪気女の子の残虐ぶった切り” の組み合わせだったはず。
それがどちらも若干変わってきてしまっていて、”普通(というか、身体を鍛えて強めの)ヒーロー”と ”青春少女の(ちょっと遠慮した)残虐ぶった切り” 。
ヒット・ガールのスラングも温和しめだった。
ということで、大方の評価は、前作での面白かった部分が希薄になった、というものが多い。
ま、確かにフツーっぽくなってしまったとも言えるのだが・・・。
しかし、同じ理由で私には見やすかった。で、評価アップ。
今回はキック・アスとヒット・ガールの学校生活も描かれる。青春ドラマだ!
等身大でよかったのだけれども、逆に言えばヒロイン、ヒーローが普通の人っぽくなりすぎたのかもしれない。
それにしても、途中で登場した下痢ゲロ棒には笑えた。
下着を突きぬけて**が噴出するなんて、可笑しすぎる。痛快。
キック・アスたちの仲間になる大佐がジム・キャリーだったなんて、クレジットを見るまで気づかなかった(汗)。
すごかったのは敵軍団のマザー・ロシア。怖ろしすぎ(苦笑)
あれは強いよ。ヒット・ガールよりも強いよ、あれは。
それにしても女の子から少女になったクロエ嬢が可愛い。キュート。
さすがにこれ以上大きくなったらヒット・ガールではなくなってしまいそうだが・・・。