2017年 イギリス 140分
監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、 タロン・エガートン、 チャニング・テイタム、
ハル・ベリー、 ジュリアン・ムーア
紳士姿のスパイもの、第2弾。 ★★★
前作で亡きハリー(コリン・ファース)の意志を引き継いで、今やすっかり”キングスマン”になったエグジー(タロン・エガート)が主役。
しかし、冒頭からキングスマンの組織は何者かによって壊滅状態にされてしまう。
生き残ったのは二人だけだ。これからどうする?
監督は前作と同じ「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。
だから、今作でもバッタバッタと人は殺される。
それも情け容赦なくだから(ものすごいエグイ場面もある 汗)、それなりの覚悟は必要。
今回の敵は、麻薬組織のゴールデン・サークル。
そしてその女ボスがポピー(ジュリアン。ムーア)。彼女が、まあ、怖ろしい女、というか、常軌を逸したとんでも女。
なにせ、裏切り者をミンチにしてハンバーグを作って、さあ、召し上がれ、というような女。
前作ではイギリス紳士のスパイ大活躍だったのだが、今作ではアメリカのスパイ大活躍も出てくる。
というのも、キングスマンが壊滅状態になってしまったので、エグジーたちはアメリカに渡ったのだ。
そこで“ステイツマン”という同盟組織の協力を得る。
イギリスなら紳士。ではアメリカではどうかといえば、そりゃもうカウボーイだぜ。
イギリスなら高級紳士服。アメリカではどうかといえば、そりゃもうスコッチならぬバーボン・ウイスキーだぜ。
前作ではハリーがイギリス紳士の必需品のこうもり傘を使っての粋なアクションを見せてくれたが、カウボーイ野郎は投げ縄でのアクションだぜ。
終盤、ポピーの本拠地に乗りこんでの一大アクションのオン・パレード。
これがこのシリーズの売り。
そうそう、裏方だったハル・ベリーが次回からは表舞台で活躍する役どころになりそう。
まだまだ続くのだろうな。