2006年 アメリカ 135分
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・デイアス、 ケイト・ウインスレット
ジュード・ロウ、 ジャック・ブラック
休暇中に互いの家を交換した二人に訪れた恋物語。 ★★★★
失恋をしたロス・アンジェルスとイギリスの女性が、インターネットで知り合って2週間の契約で互いの家を交換する。
セレブのアマンダ(キャメロン・ディアス)は雪が降るイギリス片田舎の小さな家へ、アイリス(ケイト・ウインスレット)はロスの大豪邸へ。
これまでの自分の家と対照的な環境に、二人はそれぞれにとまどったりする(予想外の豪邸を目にしたアイリスがはしゃぐ姿が微笑ましい)。
やがて二人は新しい地でそれぞれの新しいパートナーと巡り会う。
新たな出逢いが傷心を癒していくという、大人のためのおとぎ話。
おとぎ話ですから、なにも難しいことを考えずに、流されるままに観ていると気持ちが嬉しくなってきます。
これまでの映画ではそれほどでもと思っていたキャメロン・ディアスが、非常に魅力的であった。
これまでは茶目っ気ばかりが目立っていたが、この映画では無邪気な可愛らしさがあった(34歳で!)。
ウインスレットは、「タイタニック」以後はいわゆる大作にはもう出ないと言っていたそうだが、こういう作品で成功していると思える。
「エターナル・サンシャイン」の彼女も良かった。
ウインスレットとジャック・ブラックがDVD屋さんで「卒業」を選んでいるときに、カメオ出演している人が振り向いたのには驚いた。あれっ?
こんな遊び心も楽しい。
(同じカメオ出演でも「オーシャンズ12」でのブルース・ウイリスはいかんでしょう、あれは駄目だよ)。
結局ディアスとジュード・ロウはこれからどうなるんだろうという疑問は残るが、満足して観ることができた。