あきりんの映画生活

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「いつか晴れた日に」 (1995年)

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1995年 イギリス 136分
監督:アン・リー
出演:エアマ・トンプソン、 ケイロ・ウインスレット、 アラン・リックマン、 ヒュー・グラント

中世の恋愛もの。 ★★

原作がジェーン・オースティンなので、観るのはかなり躊躇した。
というのも、以前に観た彼女原作の「プライドと偏見」にもうひとつ入りこめなかったから。
しかし、監督はあのアン・リーだし、贔屓のヒュー・グラントも出ているし、ということで鑑賞した。

舞台は19世紀初めのイングランドの農園地帯。
ダッシュウッド家の主が亡くなり、妻と3人の娘が残される。
ところが、当時の法律によって遺産はすべて男の子に受けつがれる。
そのために財産は先妻の息子に相続され、妻と3人の娘は住むところも失ってしまう。

イングランドのこんな情勢では、女の子はとにかく資産家と結婚しなければならないわけだ。
誰もが玉の輿を狙っている。それがこの当時の上流社会の女子の生き方。

長女(エマ・トンプソン)と次女(ケイト・ウインスレット)は、それぞれの相手を見つける。
しかし、エマの彼氏(ヒュー・グラント)にはすでに婚約者がおり、、ケイトの彼氏には膨大な持参金をもって嫁いでくる相手があらわれる。
ふたりとも恋愛が上手くいかないぞ。

ヒュー・グラントは、ちょっと頼りないけれども偏見にとらわれない好い人、という役どころ。
もう、彼の魅力そのままの役。好いね。
ケイト・ウインスレットは情熱的な役どころ。
あの「タイタニック」でブレイクする2年前の作品だが、しっかりとした演技をしていたんだなあと感心。

紆余曲折を経て、エマもケイトもめでたし、めでたしとなる。
こういうドラマは女性に向いているのではないかなあ、と思ってしまう。

私自身は、どうも中世の貴婦人ものは相性が悪いようだ(泣)。