2006年 日本 116分
監督:馬場康夫
出演:広末涼子、 阿部寛、 薬師丸ひろ子
ホイチョイ・プロダクションもの。 ★★☆
停滞する日本の現状を打破するために、洗濯機の形のタイムマシーンに乗ってバブル崩壊をくい止めに行くというお馬鹿な映画。
まじめに考えれば、バブルそのものがあだ花だったのだから、その崩壊をくい止めたってどうしようもないことは誰にでも分かる。
バブルになったそのこと自体が誤りだったのだから。
しかし、この映画はそんことを言ってはいけない映画。
荒唐無稽そのもので、タイム・パラドックスが滅茶苦茶なことなんて気にしてはいけない、そんなことは完全無視。
そう思って何も考えずに身をまかせれば、それなりに面白かった映画。
そんなわけで、単純にバブル時代の風俗や雰囲気を楽しむべき作品。
なので、あの時代を知らない人にはあまり面白くないのかもしれない。
なんでタイムマシンが洗濯機の形なのだ?と思ってしまうが、誰かが、そりゃバブルだからさ、と言っていた。
なるほど。
この馬鹿馬鹿しさは、結構好きですね。