あきりんの映画生活

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ザ・センチネル/陰謀の星条旗

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2006年 アメリカ 106分
監督:クラーク・ジョンソン
出演:マイケル・ダグラス、 キーファー・サザーランド、 キム・ベイシンガー

大統領暗殺計画を追うシークレット・サービス。 ★★

シークレット・サービスのマイケル・ダグラスの仲間が殺される。そのうちに、シークレット・サービス内部に裏切り者がいて大統領暗殺を企てているという情報が入り、疑心暗鬼のうちに捜査が始まる。

事件の捜査官をキーファー・サザーランドがしているものだから、どうしたってあの「24」のジャック・バウアーと重なってしまう。
しかし、映画全体の雰囲気は、「24」の途切れることのない緊迫感に比べると、なんともぬるい。
筋立てもそれほど凝ったものではなく、淡々とすすんでしまう。

容疑者はサザーランドの元教官だったマイケル・ダグラスなのだが、これがどうもしゃんとしない。
容疑者にされているのにお気楽すぎる。
大統領護衛官の彼はなんと大統領夫人(キム・ベイシンガー)と浮気をしているというのでは、なんともなあ、という感じになる。

シークレット・サービスものとしてはクリント・イーストウッドの「ザ・シークレットサービス」が印象に残っている。
あちらは主人公が大統領護衛に失敗しているトラウマを持っていたり、肉体的な衰えも感じていたりと、さすがにイーストウッドと思わせる真剣さがあった。
それに比べるとこの映画のマイケル・ダグラスの設定はまるで逆。だから作品が徹底的に弱い。

時間つぶしに・・・なるか?