あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「君とボクの虹色の世界」 (2005年)

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2005年 アメリカ 90分
監督:ミランダ・ジュライ
出演:ジョン・ホーク、 ミランダ・ジュライ

オフ・ビートな群像劇。 ★☆

ちょっとだけ奇妙な人たちの日常が、ちょっとだけ奇妙に描かれている群像劇。
色彩感覚とかエピソードのつなぎかたとか、たぶんお洒落な感じの映画なのだろう。この感じがたまらないという方もたくさんいると思う。
しかし、私にはちょっと合わなかった。

中心になるのは、アーティストを目指しながら高齢者タクシーの運転手をしているクリスティーヌ(ミランダ・ジュライ)と、彼女に一目惚れされた靴屋の店員リチャード(ジョン・ホーク)のエピソード。
クリスティーヌのストーカーまがいの不器用な迫り方が、どうもしっくりこなかった。

他に登場してくるのは、暇でセックスに興味津々の女子高生2人組。彼女らを挑発するリチャードの同僚。嫁入り道具の家電製品をを今から集めている女の子。クリスティーヌが自作品を持ち込んでみてもらう無愛想な女性芸術家。などなど。

それに、エロ・チャットをする6歳の子ども。
自分が書き込んでいる意味が判ってやっているとは思えないし、チャットの相手になにを求めているのかも判っていないので、たんに目先が面白いという挿入話でしかない。

それぞれのエピソードが孕んでいるはずの物語性が感じられなかった。
単に面白く見えそうなエピソードを組み合わせただけで、映像の奥に広がるはずの世界が欠落しているようだった。

でも、高く評価する人もきっといる映画です。
ミランダ・ジュライが脚本、監督、主演をした初映画作品で、カンヌ映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞しています。