あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「ゲットバック 絶体×絶命」 (2019年)

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2019年 ロシア 101分
監督:ロマン・プリグノフ

頭脳的(?)銀行強盗もの。 ★★☆

 

謳い文句は、ロシア版オーシャンズ11。
じゃあ、観てみようか。本邦未公開というところが、ちょっと引っかかる(苦笑)。

 

ロシアの大実業家のレビン。大金持ち。
どれぐらい大金持ちかというと、マンションで待っていた愛人に52時間待たせたからといって52万ドルをぽんと渡すぐらい。時給1万ドル。すごい。大金持ちだ。
その彼には、実は会ったこともない(訳ありの)17人の息子がいた。

 

画面は洗練されたセレブの生活を映して、お洒落っぽい。
全体の雰囲気もスマート。これは期待できるのかな・・・。

 

そのレビンだが、共同経営者が急に死んでしまい、その娘に共同経営していた大銀行を乗っ取られてしまう。一文無しで追い出されてしまう。
どうする? しかし、フランスの銀行の貸金庫に置いてある証明書を取り返せれば、銀行は私に戻ってくるぞ。
ということで、宿敵の娘によって封鎖されてしまっている銀行からその証明書を盗み出そうというもの。

 

レビンはこれまで会ったこともない17人の息子たちのなかから、協力者として4人を選び出す。
彼らがなかなかに個性的。
一人目はかなり真面目なハッカー。アカウントをのっとってどこにでもアクセスしてしまう。
二人目は工事現場の重機操作員。4人のなかでは一番目立たない存在。
三人目は拳銃オタク、格闘オタク。すぐにキレテ事を荒立ててしまうようなヤバイ奴。
四人目はインチキ宗教家。信者を騙すのが仕事だったから、とにかく口が上手い。
なかなかに魅力的な顔ぶれである。オーシャンズ・イレブンならぬ”レビンズ・ファイブ”である(笑)。

 

レビンたちは、目的の銀行強盗をおこなうための資金調達を実行する。
現金輸送車を襲撃するのだが、ここは要領のいい計画で上手く見せていた。

 

始めはぎくしゃくとしていたレビンと4人の息子だが、次第に意志疎通がとれていく。
そこへ今度はレビンの娘だという女の子が訪ねて来る。
もちろん敵が送り込んできたスパイなのだが、レビンは女の子には甘いのだ。

よしよし、お前も我々の仲間だ。

 

さて、肝心の銀行強盗。貸金庫に保管してある重要証明書を入手しなければならない。
そのためにレビンは生魚を使った臭気発生装置を貸金庫に預ける。
はたしてレビンはいったい何を企んでいるのか?

 

ここからが貸金庫の中身を巡っての大騒動になるのだが、実はここからこの映画の一番ダメだった部分が始まる。
もうレビンの計画のずさんなこと。
クレーン車を待機させてことに及ぶのだが、その役割は不明のまま。活用できていない。
結局は破れかぶれのドンパチとなってしまう。計画性ゼロ!

 

父親と、人工授精で生まれた4人の息子が絆を築いていくという展開は、まあ判りやすい。
それに登場人物のキャラもそれなりにたっている。
しかし、脚本がなんともお粗末だった。
表面的な面白さはあるのだが、それ以上の深みはまったくなかった。

 

休日の午後に地上波で放送でもしていたら、ごろんと横になって観るにはいいかもしれません。
決して過大な期待をしないで観ましょう。