あきりんの映画生活

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「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」 (2020年)

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2020年 アメリカ 143分
監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル、 ミシェル・ロドリゲス、 ジョン・シナ、 シャーリーズ・セロン

ワイスピ・シリーズ第9作。 ★★★☆

 

ワイスピも9作目となると、出演者にも愛着が湧いてくる(でも3作目まではスルーしているのだが・・・汗)。
今作では、レティ(ミシェル・ロドリゲス)と幼い息子と静かに暮らしていたドム(ヴィン・ディーゼル)が、ふたたび世界の危機を救うために活躍する。
始めは04レースをしているだけの映画という印象を持っていたのだが、今や”荒々しいミッション・インポッシブル”といった感じになってきている。

 

今回のメインは、世界中のコンピュータ・システムをハッキングできるという装置の争奪戦。
ジャングルの中での敵とのカー・チェイス。レティはバイクにまたがり、こちらも頑張る。
ついには深い断崖絶壁の間を車で振り子のようになって跳んだりもするのだ。すごいよ。

 

そしてこのときの敵が強い。
レティが尋ねる、あいつは何者? ドムが答える、俺の弟だ。
そうなのだ、今回の敵役ジェイコブ(ジョン・シナ)は、なんとドムの弟。あ、ドムには妹だけじゃなくて弟もいたんだ。

 

東京が舞台となった場面で、危機一髪になった仲間を助けてくれたのは、えっ、ハン?
レティもびっくり、ドムもびっくり(予告編でもその映像は流れていたから、ネタバレにはならないだろう)。
ジゼル役だったガル・ガドットが回想シーンでちょっとだけ映っていた。ハンのように彼女が復活することはないのかな・・・。

 

クライマックス、街中でのワイスピの真骨頂とでもいうべき大カー・アクションが展開される。
すごい迫力で、ここでは磁場を狂わす強力な装置が大活躍する。猛スピードの車がぶつかるわ、壊れるわ。もう大変。
しかしどう考えても磁場の発生範囲が都合よすぎるぞ。
ま、面白けりゃ、いいか(苦笑)。

 

一方で、ついにはロケットエンジンを取り付けた車まで登場する。
こんな車でどこへ行く? ・・・おいおい、まるで「007ムーン・レイカー」じゃないか。
ここまでやる?

 

終盤、ドムたちがやっと危機を乗り切ったと思ったところに、なんとシャーリーズ・セロンの満を持しての登場。
思わず、こりゃヤバい!と心の中で叫んでしまった。
だって、彼女の意地悪さ、悪どさは並ではない。

 

そして、そして何やかやがあって、あれぇ!と思ったら、なんと、そういうことだったのか。
さすがセロン姐さん、並じゃなかったね。
また悪女ぶりを発揮するのだろう。期待しているよ。

 

エンディングでファミリーが集合したくつろいだ場面、ミアの隣は席が空けてあった。
ミアが言う、もうじき来るわよ。
そこに見覚えのある車がやって来る。(でも、車から降りる人物は写らない。)
そうか、映画の中ではブライアン(故ポール・ウォーカーが演じていた)は死んでいないんだな。

 

エンドクレジットの途中で、今回は出番のなかったジェイソン・ステイサムがあらわれる。
できれば次回作では、ドゥエイン・ジョンソンも加わって禿げマッチョ3人がそろって欲しいな。

 

このワイスピ・シリーズもあと2作で終了することが予告されている。
来年、再来年と、あと2年で終わってしまう。寂しくなるなあ。