あきりんの映画生活

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「パーフェクト・ゲッタウェイ」 (2009年) さあ、誰が犯人だ?

2009年 アメリカ 98分
監督:デビッド・トゥーヒー
出演:ミラ・ジョボビッチ

B級サバイバル・アクション。 ★★☆

 

舞台が私の好きなハワイで、主演がミラ・ジョボビッチということで鑑賞。

 

ネムーンでハワイにやってきたシドニー(ミラ・ジョボヴィッチ)とクリフは、簡易テントを背負ってのトレッキングに出かける。
しかし、その途上で、ワイキキで新婚夫婦を殺害した殺人犯カップルが近くに逃走中というニュースを知る。
ありゃ、怖い話だ。こんな人気のないところで犯人に遭遇したらどうしよう?

 

ハワイの雄大大自然を背景に、物語は単純明快。
主な登場人物は3組のカップルだけ。
この中に(お約束だから)犯人カップルがいる! どのカップルが犯人なんだ?

 

まずはトレッキング・コースの入り口に向かう途中でヒッチ・ハイクをしようとしていたカップル。
どうもヤバい雰囲気を醸し出している二人。
なるべく関わり合いにはなりたくないな。
しかし、どうも同じトレッキング・コースに行くようだぞ。嫌だな。

 

次に知り合ったのはジーナとニックのカップル。
一見好さそうな人に見える。うん、彼らと一緒にいる方が安心だな。
しかし、ニックは事故で受けた頭の傷の治療にチタン合金を埋め込んでいたり、サバイバル・ナイフを隠し持っていたりと、あれ、彼も怪しいんじゃね?

 

限られた登場人物なのだが、互いに腹の内を探り合うような会話がつづき、緊張感が続く。
と、はじめのヤバそうだったカップルのリュックから殺人犯が持ち去った遺体の歯が見つかり、ヘリコプターで飛来してきた警察に連行されていく。
やれやれ、これで一安心だ。

 

しかし、そんなことで映画は終わらないのだよ。
その後も物語は二転三転とする。

 

犯人カップルが明らかになってからもハラハラドキドキは続く。
1時間半あまりを、限られた登場人物、限られた舞台で、最後まで楽しませてくれる。

 

(以下、ネタバレ)

 

実は、最後の30分間では主役がまったく交代してしまう。
臆面もなくやってくれたねえ(笑)。
まあ、そうしないと映画が終われなかったわけだが、ハラハラ感はなかなかのものだった。

 

B級映画特有のツッコみ所とかもあり。
後から考えれば、あれ、どうみたって観客を騙すための芝居だったでしょ、という場面も。
(観客以外は)誰も見ていないのに、その演技は不自然でしょ。
でも、そのあたりには(寛大な気持ちで)目をつぶって楽しみましょう。
休日の昼下がりにでも、どうぞ。