あきりんの映画生活

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「ブラック&ホワイト」 (2012年) お前も好きな人が出来たのか、俺もだよ

2012年 98分 アメリカ 
監督:マックG
出演:リース・ウィザースプーン、 クリス・パイン、 トム・ハーディ

ブコメディ映画。 ★★☆

 

親友の二人が街でそれぞれ見初めたのは一人の同じ女性だった。
ということであの手この手を使っての彼女の争奪戦がくり広げられるという、気軽に観ることの出来るラブ・コメディ映画。

 

親友のFDRとタックにクリス・パイントム・ハーディ
FDRはモテモテイケメンの遊び人風、かたや真面目人間のタックは離婚して傷心中。
そしてふたりから猛アタックを受けるローレン役にリース・ウィザースプーン
彼女といえばなんといっても「キューティ・ブロンド」の軽妙な演技が好かったし、「わたしに会うまでの1600キロ」の真面目な演技も好かった。。

 

この映画の原題を直訳すると「まるで戦争」。
邦題の「ブラック&ホワイト」は人種問題を扱った映画化と勘違いされそうだが、単に白黒をつけるという意味なのだろうな。

 

さて、この映画のミソは、ローレンを奪い合う二人がCIAエージェントというところ。
互いに盗聴器を仕掛けたり、肝心な場面では相手を麻酔銃で眠らせたり、挙げ句の果ては無人偵察機までもちだしてくる。
それぞれの部下を総動員して、CIAのハイテク技術を濫用したなんでもありのバトル。
おいおい、というお馬鹿丸出しの大真面目バトルが面白いねえ。

 

肝心のローレンは自分に猛アタックを仕掛けてくる二人が親友とはまったく知らない。
私、困ったわ、どうしたらいい?と悪友トリッシュに相談するのだが、このトリッシュ、親友ぶって忠告するのだが、これ、どうみても無責任にけしかけて楽しんでいる。
で、その忠告にしたがったローレンの行動で親友二人の争奪戦はますますエスカレートしていくというわけ。

 

このローレン、男のサバイバル・ゲームに付き合ってくれたり、ヒッチコック映画にやたら詳しかったりと、おやっと男心をくすぐるところを持っている。
そしてクラブ遊びには全然興味を示さなかったりと、意外と浮ついたところもない。
好いのじゃないの。

 

さて、この恋の争奪戦どうなる?
親友二人は始めに、あくまでも決着が付くまで彼女と一線は越えないこと、という協定を交わしていた。
しかしその協定が破られる日も来てしまった・・・。

 

何も考えずに気軽に楽しめる映画でした。
世評はそれほど好くないようですが、疲れた夜に気分転換に観るにはもってこいの映画ですよ。