2008年 アメリカ
監督:ジョン・ムーア
出演:マーク・ウォールバーグ、 ミラ・クニス、 オルガ・キュルレンコ
復讐アクションもの。 ★★
家族を惨殺された刑事マックス・ペイン(マーク・ウォルバーグ)がひとりで犯人を追い続ける、というわかりやすい設定で、ゲームが基になっているとのこと。
マックスが調査を続けるうちに、家族が殺されたのは、単に押し込み強盗に入られたのではなく、大きな陰謀に巻き込まれてのことだったのだ、ということが明らかになってくる。
「マトリックス」以来おなじみとなったスローモーション映像を駆使して、なかなかに迫力のある銃撃戦をみせてくれる。
途中で、背中に羽の生えた妖しげな者たちが殺戮をおこなったりして、えっ、これは悪魔祓い的なオカルトものだったのか、と一瞬思わせられたりもする。
あの映像はちょっとルール違反ではないのかい? オカルトではなくて、わたしは良かったのだけれど。
ボンド・ガールのオルガ・キュルレンコが登場してきて、これは大活躍するのかなと思っていたら、活躍するのは彼女の姉(ミラ・クニス)の方だった。
役柄が逆でもよかったんだけれどな。
展開はスピーディだし、観ている間は退屈しない。
しかし、見終わったとたんに、どんなストーリーだったか、これまで観てきた他の映画とごちゃごちゃになってしまって全く記憶に残らない、そんな映画(要するに、ストーリーはとてもありきたり、ということです)。
(以下、軽くネタバレ)
だから、秘密におおわれていた陰謀の黒幕も、映画を見始めてすぐにこいつが怪しいなと誰もが思う、そう、その人でした(笑)。
息抜き代わりに軽快なアクション映画を軽~く楽しみたい、そんなときに。