2010年 アメリカ 103分
監督:ナネット・バーンスタイン
出演:ドリュー・バリモア、 ジャスティン・ロング
軽いラブ・コメ。 ★★
実はこれは、飛行機の中で観る映画の選択に悩んだあげくにみた作品。
飛行機の座席の画面はどうしても小さい。
だから、大画面で観たいと思っている作品は機内では止めておこうということになる。
というわけで、小さい画面でも、どうせ時間つぶしだからいいや、という、映画に対して非常に失礼な選択をしてしまったもの。
ということで、はなから大きな期待はなしに観る。
映画自体も、やはりその期待ぐらいぐらいのものだった(苦笑)。
バーで知り合って軽い気持ちでつきあい始めた二人(ジャスティン・ロングとドリュー・バリモア)は、アメリカ大陸の両端(ニューヨークとサンフランシスコ)に別れて暮らす運命にあった。
彼らは、自分たちの仕事を取るか、愛を取るか、で悩みながら右往左往する、といった内容。
物語的には特に目新しいものはなにもない。
それに、全体の感じが生ぬるい。
恋する二人がお気楽すぎて、彼らの恋と生活の板挟み、といった悩みが悩みとして伝わってこないため。
ラブ・コメだから必ずしも深刻ぶる必要はないのだけれども、物語の要が遠距離恋愛にともなう葛藤なのだから、そこの点はもう少しよろしく、と言いたくなる。
特筆すべきなのは、ドリュー・バリモアが若々しいこと。
いったいバリモアっていくつなんだ?と思うぐらいに若々しい。丸顔だとシワもできにくいのかな。
結構きついシモネタもあったりして、観ている間は、まあ、退屈はしなかったけれども・・・。
映画館で観なくてよかったな、という程度の映画でした。