2010年 フランス 95分
監督:ピエール・モレル
出演:ジョン・トラボルタ、 ジョナサン・リース・マイヤーズ
単純アクションもの。 ★★☆
制作はリュック・ベッソンで、監督はあの「96時間」の人とくれば、なんとなく雰囲気は予想できる。
それを期待して観る。まさに期待通りの作品。
フランス在住のCIAの見習い捜査官リース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は、ある日、CIA本部からやってくる凄腕捜査官ワックス(ジョン・トラボルタ)のパートナーを任される。
張り切るリースだが、このワックスたるや、凄腕なのだが、任務のためなら手段なんか選ばない。
バンバンとぶっ放す。そばにいると危険この上ない人物。
今回はアメリカからパリにやってくるのはリーアム・パパではなくて、CIA捜査官のジョン・トラボルタ。
よく○暴の刑事はヤクザ以上に強面だと聞く。スキンヘッドのこのCIA捜査官ワックスも悪人の風貌そのもの。
どう見たって普通の人じゃない(笑)。
そんな八方破れの遣り手と、常識人でどちらかといえばヘタレのコンビ。
パターンとしてはときどきみる組み合わせだが、この二人、なかなか息も合っていて楽しく観ることができる。
なんといってもふてぶてしいトラボルタの存在感が大きい。良いねえ。
ストーリー展開も細かいことはなし。一直線にあれよ、あれよと進む。軽快。
ワックスはバンバン撃ちまくるし、ベッソン好みのカー・チェイスはあるし、バズーカ砲まで持ち出してくるし。
難しいことは考えずに、気楽に楽しむ映画です。
この邦題で、まさか恋愛映画と間違えて観に来た人はいなかっただろうなあ。
それに舞台はロシアではないので、見習いエージェントの名前は、同じジェームズでもボンドではありませんよ、ジェームズ・リースです。