あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ドライブ・アングリー」 (2010年)

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2010年 アメリカ 101分
監督:パトリック・ルシエ
出演:ニコラス・ケイジ、 アンバー・ハード、 デビッド・モース

典型的B級アクション映画。 ★★☆

カルト教団に娘を惨殺され、孫までさらわれた男、ジョンにニコラス・ケイジが扮して、大暴れをするB級アクション映画。
大きなアメ車をぶっとばして、大型銃はバンバンと撃つわ、もう大変。
ニコラス・ケイジはこういうのが好きなんだなあ。

ジョンを追ってくる”監査役”という不気味な男がいる。
コインを指でぴーんと弾きあげると、あっという間にFBIバッジに早変わりする。
このバッジを見せると、今まで威張ったり虚勢を張っていた警官もならず者も、皆、はは~っとなる。まるで水戸黄門の印籠だな、これは(笑)。

行きずりのなりゆきでジョンを助ける女の子にアンバー・ハード
彼女は初めて見たが、こんなに可愛いのに何故もっと活躍していないのだろう。
若い頃のジェーン・フォンダを思わせるキュートさがよかったよ。

B級だからシモネタ風味もある。
モーテルの一室でお楽しみの最中に襲ってきた奴ら、斧を持ったりチェーン(だった?)を持ったりといった奴らなのだが、そいつらをジョンはお楽しみの姿勢のままで2丁拳銃で撃ちまくる。
お楽しみの姿勢のままで恐怖に駆られていたお相手の女性は、きっとトラウマになっただろうなあ(笑)。

オカルト・テイストも加えて(なんせ不死身なんだから)、もう外連味たっぷり。
顔面に銃弾を受けても死んだりはしないぞっ! すごいぞっ!
な~んも考えることなし、な~んも残るものなし。
これでもっとはじけていたら「マチューテ」ぐらいの傑作になったところだが、そこまでは行かなかった。残念。

でも、充分に楽しめるものになっていた。
意外ともうけものの1時間40分だった。
それにしても、ニコラス・ケイジはどこまで行ってしまうのだろ?