あきりんの映画生活

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「リアル・スティール」 (2011年)

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2011年 アメリカ 118分
監督:ショーーン・レビ
出演:ヒュー・ジャックマン、 ダコタ・ゴヨ、 エヴァンジェリン・リリー

ロボット格闘技もの。 ★★★☆ 

「ロッキー」のような格闘技ものに、ロボットものを組み合わせて、そこへ父息子の愛情譚をからませるといった、複合技の映画。
観るまでは欲張りすぎなんじゃなかかと思っていたが、これがとても成功している。

徹底的な格闘技を求めて、人間に代わってロボットが試合をおこなう時代。
落ちぶれた元ボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は、小さなうらぶれた大会に安物のロボットを出場させ小銭を稼いでいた。
そんなある日、11歳の息子マックス(ダコタ・ブヨ)が現われる。
別れた妻が急死し、親戚が引き取るまでの間だけ、チャーリーがマックスの面倒を見ることになったのだ。

とこうくれば、よくある話だよなあ、反目していた父子がロボット・ボクシングを通して仲良くなるんでしょ、と誰だって思う。
確かにその通りなのだが、この物語が嫌みなく語られて、いつの間にか気持ちよく主人公たちを応援している。
感動ものじゃないか!

父子を結びつけたのは、マックスが見つけてきたスクラップのような旧式ロボット・アトム。
他のボクシング・ロボットがいかにも凶暴そうな風体をしているのに比して、このアトムはどことなく温和しい雰囲気。
しかしミソは、アトムには音声指示機能に加えて”シャドウ機能”がついていたというところ。
操縦者の身体の動きを真似して動くのだ。
だからマックスが踊ってみせれば、アトムも踊る。
なにか人間的でとても親しみを覚えさせてくれる。これは上手い仕掛けだよなあ。

底辺の大会で次第に有名になってきたアトムは、ついにロボット・ボクシング界の帝王、ゼウスと闘うことになる。
おお、ロッキーと同じサクセス・ストーリーではないか(笑)。
こういうのって単純にノレルんだよねえ。
倒れても、倒れても、戦い続けるぞ!

ジャックマンも野性味むんむんで格好いいのだが(同じヒューでも、グラントとは大違いだな(笑))、なんと言ってもダコタ・ゴヨが好い。
子役にときおり見られる鼻につく感じがまったくない。可愛い。
彼の魅力で完全に惹き込まれた。

さて、ゼウスとの戦い。
最終ラウンドになり音声指令機能が壊れてしまったアトムは、視覚機能だけで闘うことになる。ついに、シャドウ機能が発揮される見せ場だぞ。
元ボクサーのチャ-リーの身体の動きを真似してアトムが闘うわけだ。
だからロボット格闘技なのだが、そこには人間の肉体が介在してくる。人間が闘っているという幻想が重なってくる。
これが気持ち的には盛り上げてくれる。

大円団となり、大いに満足して観終えることができます。
後味も大変によろしいです。
それにしても、ダコタ・ゴヨ、これからの注目株です。