2011年 アメリカ 110分
監督:D.J.カルーソー
出演:アレックス・ベティファー、 テリーサ・パーマー
SF超能力アクション。 ★★☆
主人公ジョン・スミス(アレックス・ベティファー)は、どこか遠い星から追っ手を逃れて地球へやって来た9人の若者のひとり。その4番目。
外見はまったく地球人と見分けが付かず、そのへんの高校生に紛れて暮らしている。でも、追っ手に見つかれば殺されてしまうんだよなあ。
いわば、宇宙スケールの逃亡者。
前半はまるで青春学園もの。
運動が得意で取り巻きに囲まれているボスはいるし、彼らに苛められているオタクもいる。
そしてジョンが親しくなるサラはボスの元カノとくれば、恋のさや当ても起こるというもの。
そんな学園生活のなかでジョンが次第に自分の超能力に目覚めていくところは、お決まりのパターンではあるが楽しめる。
地球の各地に隠れ住んでいた仲間は、ナンバー1から3まで順番に殺されてしまった。
ついに次はナンバー4のジョンが狙われることになる。
よし、俺は逃げずに闘うぞっ!
ということで、後半は派手な戦いシーンの連続となる。
敵もすさまじい攻撃力だし、目覚めたジョンの超能力のパワーもすさまじい。
いつもジョンにつきまとう子犬がなにか奇妙だなと思っていたら、おやおや、そういうことだったのか。
それに、助けにあらわれるナンバー6(テリーサ・パーマー)が頼もしい。彼女が実に格好いい。
こういったアニメチックなSFもののオタクだったら、きっとナンバー6みたいな女性に”萌る”んだろうなあ(笑)。
難しいことはなにもない、単純なSFアクションものだけれども、青春ものの味付けがしてあって充分に楽しめました。
ナンバー5はまだあらわれていないし、まだまだ続編が作れるなあ。