あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ボーン・アイデンティティー」 (2002年)

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2002年 アメリカ 119分
監督:ダグ・リーマン
出演:マット・ディモン、 フランカ・ポテンテ、 クライヴ・オーェン

ボーン3部作の1作目。 ★★★☆

もう今ではジェームズ・ボンド、イーサン・ハントと並ぶ有名諜報員(笑)であるジェイソン・ボーン。
(この3人、名前を日本語表記にすると、4音+3音でリズムもいいんだよねえ)
彼が初めて姿をあらわした記念すべき第1作。

ある嵐の夜に海のうえから助けられた若い男は記憶を失っていた。
彼は背中を撃たれており、皮下にはスイスの銀行の口座番号が記されたマイクロカプセルが埋め込まれていた。

自分は一体何者なのだ?
銀行の金庫にはいろいろな名前の何種類ものパスポートや大金、そして拳銃まで入っていたぞ。俺はただ者ではないのか?

襲ってきた相手を無意識に倒してしまう身体の反応、特殊な記憶術、観察力。
こんな能力を持っているなんて、う~ん、ますます俺はただ者ではないぞ。

最初に観るまでは、マット・ディモンがアクションものの主役なんて、ちょっと違うんだがなあ、という気持ちだった。
なにしろ、「グッド・ウィル・ハンティング」にしろ「リプリー」「バガーヴァンスの伝説」にしろ、ちょっと傷付きやすい繊細な青年、というイメージできていたのだから。
ところが身体を鍛えていたんだなあ、これが。
びっくり、そして賞賛。よくやった。

彼を助けるマリー役がフランカ・ポテンテ(一度聞いたら忘れないような奇妙な名前!)。
それほど美人とは思わないのだけれども、あの「ラン・ローラ・ラン」で、ぎょっとするような髪色で街中を走りつづける姿が印象的だった。

今回、再見したけれどもやはり面白かった。
「007」や「M:I」に比べると、奇想天外な新兵器なんて出てこないし、協力してくれるスパイ仲間もいなくて孤独。軽さはなく、ひたすら重厚感がある
だから全体の感じは地味なのだけれども、その代わりにリアル感は申し分ない。

さて、「レガシー」のジェレミー・ボーンはどうかな?
黒幕のCIAはどう動くのだろう?