1998年 アメリカ 109分
監督:ジョン・マクノートン
出演:ケビン・ベーコン、 マット・ディロン
本当の悪は誰だ? ★★★
何かの記事で、とにかく騙されたということだったので、眉につばをつけて観る(笑)。
高校教師のサムは女生徒にも人気のプレイボーイ。遊びまくっている毎日。
しかし生徒には手を出さないことをモットーにしている。
そんな彼に好意を寄せる金持ち娘のわがまま娘、ケリーだが、ある日、ケリーがサムにレイプされたと訴えたので、町中が大騒ぎになる。
これは学園を舞台にしたレイプ裁判ものか、と言う展開になっていく。
しかし、布石としてケリーがサムを誘惑しようとしていたことが描かれていたので、ははあ、これは相手にされなかったことを逆恨みしてのケリーの虚偽告発だな、と見ている者は誰でも思う。
金持ちのケリー一家は街の有力者。学校に圧力をかけることなど朝飯前。
でっち上げのレイプ犯 (と観ている者は思っているわけだ) にされたサムは、本当に学園を追放され、裁判にも負けそうになる。
ところが、ケリー側の証人としてあらわれたスージーが、土壇場で証言をくつがえす。
さあ、どんでん返しだぞ。
(以下、ネタバレ気味です)
無実を勝ち取ったサムは示談金として大金を手にする・・・。
しかし、これは本の序の口だったのだよ。
ケリーは一筋縄ではいかないし、スージーは口封じのために***てしまうし、捜査に当たっていた刑事は誤ってケリーを***てしまうし、もう次から次へと展開していく。
いったい、どこまでやれば気が済むんだ?というほどに、あれよ、あれよ(笑)
深みがあるとか、雰囲気があるとか、そんな高尚な作品ではない。
とにかく話の展開で引っ張っていくチープ感いっぱいの作品。
なにしろ、あれよ、あれよ、なので、退屈する暇もなく観ることができた。
結構評判になって、続編がいくつかつくられたらしい。