2009年 アメリカ 103分
監督:マーク・ローレンス
出演:フー・グラント、 サラ・ジェシカ・パーカー
ロマンス・コメディー。 ★★
ニューヨークに住む超セレブのモーガン夫妻だったが、夫の浮気が原因で別居中。
そんな折のある夜に夫妻は殺人事件の目撃者となってしまう。
殺人犯は(この犯人があまり迫力がないんだよねえ。非情な感じがまったくないのがいまひとつ)目撃者を消してしまおうとする。
さあ、大変。夫妻の命が危ない。
ということで、警察は証人保護プログラムとやらを使うことにして、夫妻はそろってド田舎へ身を隠すことになる。
きらびやかな大都会と素朴な田舎、超豪華なセレブの生活と自給自足の牧場のような生活。
否応なしに受け入れざるを得ない(なにしろ、命が危ない!)この変化。
この対比の面白さを狙っている。
ひと時代前のカウボーイのような生活をしている保安官夫婦のところにあずけられ、田舎の人々と交流し、山野をジョギングし、熊に襲われる生活。
夫婦仲も、顔を合わせるしかないし、ほかにすることがないし、てなわけでなんとなく・・・。
でも、都会の生活が恋しいぞ。
絶対に連絡をしてはいけないといわれていたのに、電話なんかするから、ほら、殺人鬼に隠れ家をかぎつけられてしまったぞ。
う~ん、悪くはないのだけれども、取りたてて見るべきものもない。
そつのない平凡な作品という印象だった。
好きなヒュー・グラントの作品なので、もう少し良い評価をしたかったのだが、やはりこのあたりだった。