2011年 アメリカ
監督:ブレット・ラトナー
出演:ベン・スティラー、 エディ・マーフィィ
泥棒コメディ? ★★
設定としては割りといい線をいっている。悪くない。
それなのに、どうも、ぐだぐだ(笑)。これはどうしたことだ?
マンハッタンの超高級マンション“ザ・タワー”。
ここに住むのは超大金持ちだけ。そしてその居住者たちの日常生活を快適にするために、マネージャーのジョシュ(ベン・スティラー)をはじめとして、マンションのスタッフは日夜大奮闘をしている。
ところが、このマンションのペントハウスに暮らす大富豪アーサーが、スタッフ全員のなけなしの貯金、年金を横領してしまっていたのだ。
こうなったら、ペントハウスに忍び込んで、アーサーが部屋に隠している20億円を奪い返すぞ。
というわけで、ジョシュたちは泥棒チームを結成する。しかし素人なのでなにもわからない。
ジョシュが仲間に加える本職の泥棒がエディ・マーフィー。
かっての 「ビバリーヒルズ・コップ」 シリーズなどで大活躍したエディだし、あの騒がしく軽快な演技を期待していたのだが、あれ?どうしたことだ?
残念なことに”華”が失われていた。
どこか鈍重な演技になっているぞ。お歳を召したせいか?
物語の展開も、真面目なんだか、ふざけてるんだか、どうもキレがない。
どっちつかずで、何を愉しめばよいのだか、どうも観ている者も戸惑ってしまう。
アーサーが隠していた大金相当のものを発見し、それを盗み出す過程はなかなかに工夫していた。
しかし、それにしても今ひとつキレがないなあ。
退屈するようなことはなかったが、お勧めという程でもありません。
でも検索してみると、皆さんの意外に評価はいいんですね、これが。あれ?