2018年 アメリカ 112分
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ、 ミシェル・ウィリアムズ
悪役主役のマーベルもの。 ★★☆
これまでのマーベルものとはちょっと毛色の変わった本作品。
どこが特異かというと、主人公が悪人!
えっ?!
悪質な人体実験をおこなっているライフ財団。
その実態を暴こうと忍び込んだ正義のジャーナリスト、エディ(トム・ハーディ)。
しかし彼は、財団が秘かに捕らえていた宇宙生物シンビオートに寄生されてしまう。
この宇宙生物が(地球人の常識からは)ものすごい悪役だったのだ。だって、***だって食べちゃうのだものね(苦笑)。
このエディに寄生したシンビオートの名前がヴェノム。
なんでも、スパイダーマン・シリーズでの一番のヴィランだったらしい。
(私はスパイダーマンは全く観ていないので、なんとも言えないのだが 汗)
気持ち悪い外見。べたべたとした粘液まみれのよう。
う~ん、触りたくないなあ。
めちゃくちゃ強くて、しかも残忍な悪者のシンビオートなのだが、エディに寄生したヴェノムは、なぜかエディに好意的。
身体の内側からエディに話しかけてくる。
そしてエディの身体を好いように操る。
ヴェノムはとにかく無敵。
自在に伸縮しては吸着する特性を活かしてのカー・チェイスは見せ場だった。
ヒロインにミシェル・ウィリアムズ。
残念なことに、彼女は私の好みではなかった。あちゃー。
マーベルも、なんとか新機軸を、ということで送り出してきた本作の主人公。
たしかに発想は面白いのだが、ちょっとご都合主義的なところもあった。
だいたいが、何故ヴェノムはそんなにエディに好意的なんだ?
何故、二人(?)は協力し合えるような関係になったんだ?
そのあたりが何の説明もなく、いきなりだったなあ。
面白くは観たのですが、このシリーズの続編を観るのは・・・、どうしようかなあ。