あきりんの映画生活

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「ダイ・ハード ラスト・デイ」 (2012年)

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2012年 アメリカ 98分
監督:ジョン・ムーア
出演:ブルース・ウィリス、 ジェイ・コートニー

シリーズ5作目。 ★★☆

「4.0」を観たときに、マクレーン刑事の活躍はさすがにもうないだろうと思っていたら、あった!(笑)
今度の舞台はロシア。

ニューヨーク市警のマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)は、息子のジャック(ジェイ・コートニー)がロシアで窮地に立たされていると知って駆けつける。
ところがジャックが出廷するはずの裁判所は突然爆破されて、否応なくマクレーンは事件に巻き込まれていく。

アクションは満載。火薬の量も半端じゃない。超ド派手。
通常のアクション映画としてみれば、充分に面白い。
でもこの映画、”ダイ・ハード”にしなくてもよかったのでは?(苦笑)

ダイ・ハード・シリーズの面白さは、用意周到な組織悪に対して、個人が出たとこ勝負で対抗するところ。
言ってみれば、管理された(悪の)システムに、はみ出し者が一泡喰わせるという痛快さが、管理されて鬱憤がたまっている世代に受けているのだと思う。

今回は、そのあたりのダイ・ハードならではの状況の面白さが薄まっていた。
そんな今回のミソは、マクレーン刑事の出たとこ勝負が、用意周到に準備してきた息子の計画を、それとは知らずにぶちこわしてしまうところ。
親父ぃっ!なんで余計なことするんだよっ!(笑)
息子にしてみたら、たまったものじゃないなあ。

繰り返しになるが、普通のアクション映画の面白さは楽にクリアしている。
それにしても、チェルノブイリが舞台となって出てきたときは驚いた。
さらにあの危険地域にマクレーン親子がなんの装備もせずに乗り込むのには、もっと驚いた。
そして一瞬にして放射能が除染されるガスには、・・・あきれ果てた(苦笑)。

ところで、「1」や「2」でマクレーン刑事が身体を張って助けてあげた奥さんは、どうしてしまったのだろう?
息子と言えば、「インディ・ジョーンズ」でも息子が現れて父親を助けるように活躍していたなあ。
ヒーローの体力的衰えをカバーする役どころが必要になるのだろうが、逆に言えば、そこまで頑張って続編を作らなくても、と思ってしまう。

これで本当にラスト?