あきりんの映画生活

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「SP 革命篇」  (2011年)

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2011年 日本 128分
監督:波多野貴文
出演:岡田准一、 堤真一、 香川照之、 真木よう子

TVドラマ劇場版の後編。 ★★★

TVドラマはまったく見ていなかったのだが、映画「SP 野望篇」が思った以上に面白かったので、続編のこちらも。
評判はあまりよくなかったらしいけれど・・・。

ついに尾形(堤真一)たちは国会を武力占領して、本会議場へ国会議員を閉じこめる。
そして議員らの汚職や利権騒ぎの実体を暴露して、その告白のTV中継をはじめる。
(あ、この映画は前編を見ていないと、人間関係も状況もさっぱり判りません。ご注意。)

本質的にクーデーターものは好きである。
そういえば、だいぶ以前に自衛隊のクーデターを描いた「皇帝のいない八月」とういう映画があった(原作は小林久三だったが、タイトルが格好いいよなあ)。あれも観た。

前作でも思ったのだが、岡田准一の目力がすごい。睨みつけながら半身で銃を構えるところなど、特に格好いい。
それにクーデーターの立役者の堤真一。「三丁目の夕陽」での温和な演技をしたかと思えば、こんな鋭い同雰囲気もちゃんと出す。たいしたもの。
それに引き替え、どの映画でもだいたいは似ているのは香川照之
でも、彼の場合はこの独特の苦さを期待して観る人が大半だろうから、これでいいのだろう(苦笑)。

武力蜂起に立ち上がった緒方らの動機もよくわからないし、それを巧みに利用しようとする悪徳議員(香川照之)の策略もずさん。
そんな風に展開には甘いところも多いが、絵空事と納得してしまえば充分に楽しめた。