1997年 アメリカ 119分
監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ピアース・ブロスナン、 ミシェル・ヨー
007シリーズの第18作。 ★★★
ピアース・ブロスナンのボンド2作目。
Mも前作からジュディ・デンチに代わっている。
今回の敵はメディア王。
世界中のメディアを牛耳ることにより、世界を征服しようと企む。
そのために秘かに建造したスティルス艦を使って、イギリスと中国に誤った情報を流して戦争を起こさせようとする。
アストンマーチンならぬBMWがボンド・カーとなって、なんと無線操縦で大活躍をする。
あんなこと、本当にできるのかなあ(・・・できっこないだろ!)。
この映画はなんと言ってもミシェル・ヨーで見せてくれる。
香港の誇るアクション女優である。ハイキックが美しい。
他のこれまでのボンド・ガールのようには水着にも下着姿にもならないが、それでも魅力充分。
この映画の3年後には、アン・リーの武侠映画「グリーン・ディスティニー」で大活躍する。
だから、今回の映画もミシェル・ヨーがあらわれてから、俄然面白くなる。
手錠でつながれたボンドとヨーが、バイク二人乗りで追跡劇をするのだが、ここも迫力満点。。
この場面は、あのトム・クルーズとキャメロン・ディアズの「ナイト・アンド・デイ」に影響を与えたのではないだろうか。
この映画の主題歌も結構好みだった。
今聞き直してみると、ちょっと「スカイ・フォール」の感じに似ている。で、「スカイ・フォール」もお気に入り(笑)。
007て結局はストーリーは二の次になるので、どれがどの映画だったのかは混乱する。
で、ボンド・ガールが誰だったかで覚えているところがある。
あの恐ろしい悪女だったファムケ・ヤンセンが出ていたのがあれで、大御所ハル・ベリーが出ていたのはあれ・・・といった具合(笑)。
007シリーズは、時折り、無性に観たくなる。
何も考えずにスカッとしたいというときなのだな、きっとそれは。