あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。1800本余りの映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。

「華麗なるアリバイ」 (2007年)

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2007年 フランス 93分
監督:パスカル・ポニゼール

ミステリー・サスペンス。 ★★

アガサ・クリスティー原作の推理ドラマ。
原作では探偵ポアロが活躍するようなのだが、映画にははでてこない。

フランスの小さな村で、大物議員夫妻が友人たちを招いて週末のパーティをしている。
客の中の一人、医師のピエールは妻がありながら、複数の女性たちと浮気をしていた。
このパーティには、妻はもとより、彼の浮気相手の女性たち、さらにはその女性の一人に恋心を抱く男も来ていたのだ。

舞台は限られた場所の範囲内で、犯人候補も限られた登場人物の中にいる。
これが本格推理ドラマのお約束事。
だから登場人物たちを見分けて、誰と誰がどういう関係で、誰が何をして、といったことを理解していないと物語は楽しめない。

しかし、この映画、なかなかに登場人物たちの整理がつかない。
有名俳優が出ているわけでもなく(私が知らないだけ?)、それほど特徴的な人物像でもない。
殺されるのは誰だろう? 動機を持っているのは誰だろう?

突然銃声が響き渡り、駆けつけた人々は、倒れた医師ピエールと銃を手にした妻を目撃する。浮気性の夫をついに妻が殺害したと推理した警察は妻を逮捕するのだが、彼女が持っていた拳銃はピエールが撃たれた銃ではなかった・・・。
とすると・・・?

謎解きというよりもサスペンス風味の方が強い。
入り組んだ愛憎の人間関係は舞台劇を見ているよう。

この映画の一番の欠点は(それが致命的なのだが)、事件現場の状況説明、さらにはその時刻の登場人物たちの行動が、しっかりと描かれていないところ。
だから、肝心のトリック(?)の妙味がまったく伝わって来にくい。
だから、映画の面白さが伝わってこない。
ん~、致命的。
(名探偵が登場しないので、犯行の経過を分析して振り返ってみるという趣向もない。)

登場人物たちの心情もわからないことだらけ。
何故、彼女Aは彼女Bのためにあんなことをしてあげたのか?
彼女Aのあの行動の意味は何だったのか?
彼Aは一体何のために映画に登場してきたのか?

ん~、面白さが理解できなかったなあ(悲)。