あきりんの映画生活

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「スタートレック」 (2009年)

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2009年 アメリカ 126分
監督:J.J.エイブラムス
出演:クリス・パイン、 ゾーイ・サルダナ、 エリック・バナ

王道SFドラマのビギニング。 ★★★

TV版の「スタートレック」(宇宙大作戦と言っていたのだっけ?)は昔々に観たことがあるような・・・。
しかし、この作品以前に作られていた10本の映画版の「スタートレック」は観たことがなかった。
バットマン」や「スーパーマン」のリメイクというか、ビギニングからの再映画化がどれも面白かったので、これもついに鑑賞(笑)。

カーク船長の誕生秘話から始まり、青年期を経てエンタープライズ号に乗り込むまでが、じっくりと描かれる。
そしてスポックとの出会い。
このスポックについてもその背景がじっくりと描かれている。
SFなのだけれども、「スターウォーズ」のようにアクションで見せるようなことはなく、登場人物の人間像で見せていく。

人間味があふれるドクターもいいし、「コロンビアーナ」でも魅力的だったゾーイ・サルダナは野性的な美しさ。
乗組員には天才エンジニアやアジア系のパイロット、それにロシア系の少年もいた。
連続ドラマになると、こういった登場人物たちの交流が楽しみになってくるもの。

さて、この映画ではタイム・トラベルも絡んでくる。
この設定がなかなかに面白い。
未来と今の二人のスポックが話し合ったりもする。えっ?そんなことが可能なの?

スタートレック”といえば、個人的に一番懐かしいのは、PCが”マイ・コン”と言われていた頃のシュミレーション・ゲーム。
エンタープライズ号が、8*8に区切られた宇宙空間の中でクリンゴン艦と戦うというもの。
光子ミサイルなんてのがあって方向を定めて発射する。敵艦も攻撃してくる。シールドが20%ダウンしました、などという報告が画面に現れる。
ワープ・ボタンを押すと、新しい宇宙空間に移る。基地に近寄ってはエネルギーやミサイルを補充する。
今から思えば、単純な線描画面に、記号による宇宙船や隕石の表示。音楽なんて無論ない。ベーシックで書かれたプログラムはカセットテープで供給されていた。懐かしいなあ。

と、そんなことはさておいて。
本格的なトレッキー・ファンにはどうだったのか判らないが、私レベルのファンには充分に楽しめる作品でした。