1997年 アメリカ 117分
監督:トーマス・カーター
出演:エディ・マーフィ、 マイケル・ラバポート
交渉人のお仕事。 ★★☆
おしゃべりエディ・マーフィーの本領発揮を狙って作られた映画。
そりゃネゴシエーターなんて口八丁だけで凶悪犯人と対決するお仕事だから、無口じゃ務まらない(苦笑)。
と思っていたら、冒頭の犯人との対決エピソードに唖然。
人質を取って立てこもっていた犯人を、いきなり隠し持っていた銃でズドン!
これって、交渉人のお仕事?
その後の展開としては、相棒を殺されたエディが犯人を捕まえたり、脱獄したその犯人とサンフランシスコの街中の追跡劇をしたり・・・。
これって、交渉人のお仕事ではなくて、アクション刑事のお仕事ではないの?(苦笑)
市内電車での格闘や、暴走する市内電車など、アクション場面はなかなかに飽きさせない。
それにクライマックスになって、恋人を人質に取られての犯人との対決は、ハラハラさせられて、これもなかなかのもの。
ということで、”ネゴシエーター”というタイトルを忘れて観れば、映画としては面白い。
ただそうなると、おしゃべりエディの魅力が十分に活かされていたか?という点では、首をかしげてしまう。
やはりエディなら、あの「ビバリーヒルズ・コップ」のようなおしゃべりを活かしたコメディ・タッチを期待してしまう。
余り真面目にアクション路線をされてもなあ、というところでした。
繰り返しになりますが、映画自体は退屈するようなものではありませんでしたよ。