1982年 アメリカ 100分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:フレデリック・フォレスト、 テリー・ガー、 ナターシャ・キンスキー
ミュージカル仕立てのラブ・ストーリー。 ★★
フランシス・F・コッポラ監督作ということで観る。
でも、ミュージカルはあまり好みではないんだがなあ。
同棲生活も倦怠期になってきたフラニー(テリー・ガー)とハンク(フレデリック・フォレスト)。
ささいなことからの口げんかが始まり、ついにフラニーは部屋を出てしまう。
そして二人はそれぞれに別の相手へと心を惹かれていく。
コッポラ監督が「地獄の黙示録」の次に撮った作品。
大金をつぎこんでラスベガスの街のセットを作ったらしい。映像処理ににもお金をかけている。
それだけあって、場面は夢のように豪華。
いかにもセットと分かるような舞台が、妙にお芝居を観ているようで、これはこれで楽しい。
しかし、物語はあまりにも酷い。内容はなにもなし・・・。
一時的に別の相手を追いかけてはみたもの、最後には二人は元の鞘に収まるというもの。ただ、それだけ。
この映画は大コケして、おかげでコッポラ監督のスタジオが倒産したとか。
ハンクが心惹かれる相手がサーカス団のナターシャ・キンスキー。
玉乗りをしたり、綱渡りをしたりと、幻想的な場面があらわれる。
不思議な雰囲気のキンスキーがとても美しい。彼女だけが好かったか(汗)。
結局、よく訳の分からないままに終わった映画。
いったいなにを描きたかったのだろう?
私はコッポラ監督とは波長が合わないのかなあ。