あきりんの映画生活

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「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」 (2007年)

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2007年 インド 169分
監督:ファラ・カーン
出演:シャー・ルク・カーン、 ディビカー・バードゥコーン

歌と踊りのボリウッド映画。 ★★★☆

ボリウッド映画に典型的な恋と復讐の物語。
お約束の歌と踊りが、これでもかと言うぐらいにいたるところに詰め込まれている(嬉)。
上映時間も3時間近い。長ければそれだけたくさん楽しめますよという、これもインド映画のお約束(笑)。

売れない脇役俳優のオーム(シャー・ルク・カーン)は、大スターのシャンティ(ディービカー・バードゥコーン)に恋い焦がれていた。
ひょんな状況でオームは彼女を助け、なんと、彼女と親しくなる。
これは男にとっては夢のような設定だなあ。大スターで絶世の美女が彼女になってくれて、深夜の食事に行ったり、ドライブに行ったり。

しかし、インド映画、物語はどんどんと突き進むのだよ。

そうなのだ、実は、実はシャンティは人妻だったのだ。がーん!
しかも、しかも、出世に目のくらんだ夫に裏切られて殺されてしまうのだ。がーん!
おまけに、おまけに、それを目撃していたオームも死んでしまうのだ。がーん!
二人とも死んでしまって、映画はどうなるんだ?

主役のシャー・ルクカーンは売れっ子らしい。
誰かに似ているなあと思っていたら、「SP」の(今は黒田官兵衛の)岡田准一だった。

それになんといってもヒロインのディーピカー・パードゥコーンの美しさ!!!
2009年の「チャンドニ-・チョーク・トゥ・チャイナ」で彼女を見て、この世の中にはなんと美しい女性がいるのだろうと感嘆したものだった。
この映画が彼女のデビュー作。そりゃあもう神がかった美しさである。

その彼女が、いろいろな衣装での清潔なセクシーさで、ちょっとコミカルな動きも取り入れた踊りをふんだんにしてくれるのだから・・・。
彼女を見るだけでも(男性は)この映画を観る価値が十分にある。

さて、あっという間に30年が経つ、何という展開だ。
オームが死んだ日に生まれたオームの生まれ変わり(もちろんシャー・ルク・カーンの二役)は、大スターになっていた。
そして、シャンティを殺した夫の罪を暴いて復讐をしようとする。
そこにあらわれるのが、シャンティとうり二つのサンディ(もちろんディービカー・バードゥコーンの二役ね)。

復讐劇は成功するのだろうか? 
・・・なんて気をもむほどのこともない、成功するに決まっているのだから(笑)。
なにしろ、くじけそうになったときの主人公オームの口癖は、「映画はハッピー・エンドになるまでは終わらない!」

難しいことは考えずに、エンターテイメント王国の映画で歌と踊りを楽しみましょ。
ああ、ディービカーの踊る姿が脳裏から離れないぞ(笑)