あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「たとえ明日が来なくても」 (2003年)

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2003年 インド 183分
監督:ニキル・アドバーニ
出演:シャー・ルク・カーン、 ブリティ・ジンタ

歌って踊って、そして哀しい。 ★★☆

3時間越えのインド映画である。
舞台は全編ニューヨーク。きれいな大都会の中での三角関係の恋物語が描かれる。
もちろん、インド映画お約束の歌と踊りもふんだんに入っている。

映画はポニーテール姿で街中をジョギングするヒロインの独白から始まる。
父が亡くなっているナイナ(プリティ・ジンタ)の家族は、母と父方の祖母がいがみ合っていた。
そんなわけで、眼鏡をかけたナイナはいつも暗く沈んだ表情。
そんな彼女の家の隣に、アマン(シャー・ルク・カーン)がやってきた。

長い映画だが、おおよそ1時間ごとの3つのパートに分かれている。
はじめの1時間は軽~いコメディ・タッチである。
ナイナの前に隣人として現れたアマンは明るく、お節介焼きで、周りにいる人みんなを元気にしてくれる。
ナイナも次第に明るくなっていく・・・。

いきなり大通りで皆で一斉に歌って踊り始めるのが楽しい。
曲は、あれ、何か聞き覚えがあるリフレインだな、あれ、なんとあの「プリティ・ウーマン」ではないか。
それも、インド映画特有のズンチャ、ズンチャの二拍子のようなリズムでコミカルな振り付けで踊りまくる。楽しいなあ。

次は、甘く切ない恋物語のパートになる。
アマンに対して虚勢をはるナイナは気心のおけない友人だったローヒトを恋人代わりに仕立てる。
ローヒトは一途にナイナを好きになっている。
しかし、彼女は実はアマンに恋をしていて・・・という三角関係となっていく。
そしてなぜかアマンは彼女とローヒトを結びつけようとするのだ。なぜ?

主演のシャー・ルク・カーンがやはり好い。
前にも書いたが、彼は岡田准一に似ていると思うのだが、どうだろう?
ついでに書けば、ヒロインのブリーティ・ジンタは藤原紀香を思わせる(笑)。
前半では眼鏡顔のあか抜けない様子だったのに、次第に眼鏡を外した美少女へと変身していく。
こういうところも楽しいねえ。

やがて、明るく振る舞っていたアマンには大きな秘密があったことが判ってくる。
サイド・ストーリーとして、ナイナの母が抱えていた秘密も打ち明けられる。
こうして、最後のパートはなんと感涙のドラマへと移っていく。
さすが長尺のインド映画。1本で3度楽しめる(笑)。

(映画を観始めたときに、この軽く明るいコメディと、なにか悲劇的なイメージを持っているタイトルが合わないなあ、と思っていたのだが、なるほど、そうだったのか)

はじめのうちこそちょっとゆるすぎると感じられる展開ですが、次第にそのゆったり感が心地よくなってきます。
ゆっくりと映画を楽しみましょう。
DVDにはダンス・シーンばかりを集めた特典も付いています。