あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「ムトゥ 踊るマハラジャ」 (1995年)

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1995年 インド 166分
監督:KSラビクマール
出演:ラジニ・カーント、 ミーナ

衝撃だったインド映画。 ★★★★

インド映画というものを初めて観たのがこれだった。
いやあ、びっくりした、呆気にとられた。
インド映画って、こんなに原初的な迫力に満ちていたのかと感嘆した。
エンタメとしての映画の力を見た思いだった。

冒頭から”スーパースター”(と、堂々と表示される!)のラジニ・カーントの見せ場が始まる。
どう見ても吉幾三に似ているラジニが馬車の上でカメラ目線でポーズを決める。
このときは映画館内に思わず笑い声がひろがった。
この、場内が一体になって映画を楽しんでいるというこんな雰囲気は、久しくなかったなあ。

3時間近い映画は、内容もてんこ盛り。
恋物語あり、お家騒動あり、(インドの身分制度を下敷きにした)出自の秘密ありと、次から次へと楽しませてくれる。
その盛りだくさんの内容を、原色のきらびやかな色彩の衣装と、オーバー気味なアクションで見せてくれる。

もちろん、インド映画にお約束の歌と群舞も随所に出てくる。
これも初めて観たときは驚いて、それから嬉しくなったものだ。
物語の場面にはまったく無関係に、主人公たちの感情を表すために、いきなり一斉に踊り始めるのだ。

ヒロインのミーナもとても魅力的。
全体にふくよかな体型の華やかな美人(二の腕などはたくましいぐらい 笑)。
そうか、インドの女神様もふくよかだものなあ、と勝手に納得していた。
(それにしても、このあとに見たインド映画のヒロインがみんな美人だったことには感嘆した。インドってすごいなあ 笑)

(余談)
インド映画では”ボリウッド”という表現もよく使われる。
ボリウッドはムンバイ(以前のボンベイ)を中心として作られ、言語はヒンディー語である。
この映画はムンバイよりは南のタミル語圏で作られており、いわゆるボリウッド映画ではないとのこと。
(初めの頃はインド映画全般をボリウッドと呼ぶのだと勘違いしていた 汗)

おそらくこの映画の大ヒットが契機となって、日本でもインド映画が観ることが出来るようになったのだと思う。
インド映画も最近はスタイリッシュなものや、コメディ・タッチではないドラマ性の高いものも増えてきた。
しかしときどきは、こんな風にとにかく楽しく、どこかあか抜けていないインド映画も懐かしくなる。

このエンタメ映画の雰囲気を受け継いでいる近年の傑作は、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」だろう。
あの映画のヒロイン、ディーピカー・パードゥコーンは私のイチオシ美女です(笑)。

いえいえ、もちろんこの映画のミーナも美しいのですよ。