あきりんの映画生活

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「ルーシー」 (2014年)

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2014年 フランス 89分
監督;リュック・ベッソン
出演;スカーレット・ヨハンソン、 モーガン・フリーマン、 テェ・ミンシク

SFヒロイン・アクション。 ★★★

ベッソンがお得意(?)のヒロイン・アクションを撮ったもの。
あの気が抜けたようなとんでも作品だった「アデル」に比べると、ずっと好い。
ま、ヒロインにスカヨハを起用しているので、多少のことは彼女の魅力で乗りきってしまうぜ、えいっ!

少々はすっぱだけれども普通の女の子だったルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。
そんな男と付き合っちゃダメでしょ、と思っていたら、案の定、彼のせいでとんでも事件にあれよあれよと巻き込まれていく。
韓国マフィアに脅されて、彼女は新種ドラッグを体に埋め込まれてしまう。さあ、これを密輸入してこいっ!

冒頭からスカヨハが大変な目に遭う。
殴られるわ、お腹は切られるわ、犯されそうにはなるわ、もう大変。
どちらかといえば汚れ役のようなヒロインをスカヨハが頑張る。

さて、お腹に埋め込まれていた新種ドラッグの袋が破れて、その副作用でルーシーの脳は驚くべき変化を遂げていく。
人間の脳は10%しか使われていないという。眠っていた脳が覚醒したら、いったいどうなるのか?
ルーシーの眠っていた脳は次第に覚醒して、物質を操れるようになったり、人の行動さえ操つれるようになっていく。
こりゃすごい。

マフィアの親分にチェ・ミンシク
あのオールド・ボーイで凄まじい人物を演じた人。さすがに迫力。
自分がどうなってしまうのだろうと混乱するルーシーが頼るのが、脳科学者のモ-ガン・フリーマン。
彼はどんな役をやってもきっちりとこなしてしまうなあ。さすが。

画像は素晴らしい。
アクション場面もむろんそれなりによいのだが、この映画では完全な人間はどこまでの存在になり得るのか、ということを考えているようだ。
そのための画像も工夫されている。

しかし、ベッソンのことだから、突っ込みどころは、いっぱい(笑)。
ルーシーの恐るべき能力を発揮すれば、あんなことやこんなことは何の問題もなくクリアできたはず。
それなのに、どうしてあんな危機的状態になったりするのよ?
でもまあ、そうしないと盛り上がらなかったのだからしょうがないか・・・。

人間の脳が完全に覚醒すると、自然の一部になって溶け込んでしまうかのよう。
能力を完全に発揮した人間は、これは、まるで神になってしまうかのよう。
えっ、そういうこと?(呆)

あまり難しくは考えずに、気楽に楽しむ方が正解かな。